J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

【閉店】今日の夕食(特大とろさば定食@炉ばたや 銀政 新宿野村ビル店)

2022年02月25日 | 【閉店】食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、日の出前の東の空がほんのりと薄いロゼ色に染まっている。東の空には半月が浮かんでいて、その脇には金星が力強く光っていた。今朝の気温はー4℃で西よりの風が吹いている。湿度が低いことも手伝って、風が冷たく感じられた。凍り付いたような路面の上を風が通って、冷気が吹きつけるように感じられる。辺りは静まり返っていて、物音一つしない。LEDの街灯の明かりが冴えわたるように辺りを照らしていた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。中央線快速電車に乗って新宿駅に到着すると、空は既に明るくなっていて、雲ひとつ無い澄んだ薄藍色の空が広がっている。西新宿の高層ビル群は東の空に昇ってきた朝日に照らされて、赤く染まっていた。4号街路を歩いていくと、都議会議事堂前の大型バス乗り場に向かってスキーツアーに行くのであろうツアー客の団体がいくつも歩いている。大型バス乗り場にはバスが何台も停まっているのが見えた。学生も春休みに入り、ツアーも活況を呈していると見える。スキーツアーに行く団体客の姿を横目に見ながら、職場に向かった。日が昇ってくるにしたがって、次第に空が明るくなってきた。

日中は快晴で、上空には突き抜けるような青空が広がった。昼間の最高気温は13℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。カラカラに乾いた空気が肌を刺すように冷たいものの、日の当たるところに出ると、燦々と降り注ぐ日射しが暖かく、昨日に比べると寒さが少し和らいだ感がある。木々の間からは鳥のさえずる声も聞こえて、春の足音が聞こえてきたかのような陽気となった。
今日は1日デスクワークをして過ごす。仕事に目途が着いた頃には既に日は沈んでいて、西の空は夕焼けで赤く染まっていた。富士山をはじめとする山々のシルエットが赤い空に影絵のように映えていて、その手前には東京の市街地の夜景が広がっている。次第に空は光を失ってますます暗くなり、やがて地上と空との境界も分からなくなってきた。

今日も夕食を食べて帰ることにしている。仕事を終えて職場を出ると、新宿野村ビルに向かった。前に夕食を食べた天丼・天ぷら屋「天吉屋 新宿店」の隣に居酒屋「炉ばたや 銀政 新宿野村ビル店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口左手にに検温器とアルコール噴霧器が一体となった装置が設置されている。ここで検温と手指の消毒を済ませて店の奥に進む。店内は店の中央に厨房があり、その周囲にカウンター席が22席設けられている他、厨房の周囲に10人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が8卓設けられている。店の奥には大小の個室も設けられているようである。
店員の案内に従って、カウンター席に腰を下ろす。席に座ると、冷たいおしぼりを差し出された。おしぼりを受け取り、顔と手を拭いた。卓上には自分のだけに箸置きと箸が置かれていて、コースター用の紙ナプキンが折り畳んで置かれている。テーブルの奥には手指消毒用のアルコール消毒液と楊枝、醤油差し、重ねられた醤油小皿と取り皿があって、メニューが広げられていた。

メニューを見る。一番上にはラミネートされたメニューが2枚あって、一番上に「銀政彩り定食」と書かれたメニューが書かれている。


次のメニューには「まん防期間限定」と書かれた夜定食メニューが記載されていて3種類の定食メニューが書かれていた。


2枚のメニューの下の冊子の表紙には大きく「酒」と書かれている。


ページをめくると、最初のページは「ビール」「瓶ビール」「ハイボール」のページとなっている。


更にページをめくると、見開きになっていて、右手のページには各種サワーが記載されている。


左手のページには各種果実酒のページとなっている。


ページをめくる。次の見開きの右手のページには各種日本酒が記載されている。


左手のページは各種焼酎が記載されている。


更にページをめくる。次の見開きの右手のページには各種ワインが記載されている。


左手のページは各種カクテルやウイスキーが記載されている。


最後のページは各種ソフトドリンクとなっている。


料理は2枚の紙に記載されている。「大塚料理長の逸品」と書かれた1枚の紙には8種類ほどの料理が記載されている。


「炉ばた銀政お品書き」と書かれたもう1枚の紙には各種料理が記載されている。


夕食を食べに来たので、定食を注文することにして「銀政彩り定食」を注文しようとしたのだが、店員によると既に売り切れとのこと。仕方ないので、夜定食を注文することにした。3種類の夜定食の中から注文することにしたのは「特大とろさば定食」である。しかし、今日は週末ということでもあるので、夕食を食べる前にちょっと1杯飲みたくなった。そこで、「角ハイボール メガ」を注文することにした。更に酒の肴に「鶏の唐揚げ」「だし巻玉子」も注文する。
最初に「角ハイボール メガ」が運ばれてきた。続いてお通しの「かつおのたたき」も運ばれてきた。


「角ハイボール メガ」は大きなジョッキグラスに氷とレモンを入れ、ハイボールが注がれている。


まずは「角ハイボール メガ」で一人乾杯。空腹の胃袋に冷たいハイボールが染み渡るように美味しい。スッキリとした飲み口で、炭酸が胃袋を刺激する。
それからお通しの「かつおのたたき」を食べることにする。卵形の器に盛られた「かつおのたたき」はかつおの切り身が3切れほど載せられていて、その上に刻んだミョウガと刻みネギ、水菜が盛られている。かつおの切り身の脇には半分にカットされたスダチが添えられていて、おろし生姜が添えられている。


「かつおのたたき」に醤油を垂らした。


スダチを搾り、たっぷりの薬味とおろし生姜をかつおの切り身に載せて口に運ぶ。ぶつ切りのようなかつおのたたきはもっちりとしていて美味しい。脂が載ったかつおはトロリとした食感に、濃厚な旨味が口の中に広がって、かなり食べ応えがある。薬味のシャキシャキとした食感におろし生姜の辛味がアクセントになっている。お通しだけでハイボールがかなり進んだ。
「鶏の唐揚げ」が運ばれてきた。正方形の皿の上にはザルが置かれていて、その上に料紙を敷き、4個の特大の唐揚げとカットレモンが置かれている。


レモンを絞ると、レモンはハイボールのグラスに投入した。箸を取って唐揚げを食べる。


薄い衣に包まれた鶏の唐揚げはジューシーで美味しい。軽い塩味で味付けがされていて、レモンの絞り汁が衣に染みこんで、ほのかな酸味に鶏の旨味が絡み合って、かなりの食べ応えである。それでいながら、脂がしつこくなくて、鶏の旨味が強調されているかのようである。
しかも、鶏の唐揚げとハイボールの相性がいい。鶏の唐揚げでハイボールが無くなりそうだ。ハイボールを少し節約しながら、鶏の唐揚げにかぶりついた。

鶏の唐揚げが無くなる頃に、「だし巻玉子」が運ばれてきた。


ここで、店員に「特大とろさば定食」を注文する。店員によると、魚を焼き上げるのに時間がかかるとのことである。定食のご飯は大盛にしてもらった。
「だし巻玉子」は長さ13cm、幅7cm、厚さ2cmほどの長方形で、ダイコンおろしとワサビが添えられいてる。木のヘラが皿に置かれていた。


木のヘラで「だし巻玉子」をカットする。ふわふわの「だし巻玉子」は、断面がきめ細かくて美味しそうである。


添えられたダイコンおろしに醤油を垂らし、そのダイコンおろしとワサビを「だし巻玉子」に載せて口に運んだ。「だし巻玉子」はふんわりトロトロの食感で玉子の優しい甘みとダシの旨みがほどよく調和して美味しい。ダイコンおろしがサッパリとしていて、ワサビのツンとした辛味がアクセントになっている。「だし巻玉子」を食べながら「ハイボール」を飲み干した。
「だし巻玉子」を食べてしまうと、熱いお茶をもらうことにした。すると、湯呑みに入った熱々の麦茶が運ばれてきたので、お茶を飲みながら定食の料理が出来るのを待つ。

しばらくして、「特大とろさば定食」が運ばれてきた。トレーの上には特大の「とろさば」と麦とろ、小鉢、ご飯、根菜の汁物が載せられている。ちなみにご飯は1回だけお替わりができるとのこと。
まずは根菜の汁物を飲む。汁物の中には鶏肉の小片とニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンニャク、ダイコンがふんだんに入っていて、刻みネギがトッピングされている。


久しぶりにアルコールを飲んだ胃袋を労るような旨さで、しかもどの野菜も大ぶりにカットされていて、ボリュームがあって美味しい。優しい味わいの汁物で、おかずにもなりそうである。
汁物を半分くらい飲んだところで、さっそく特大とろさばを食べることにする。尾をカットされたトロさばにはダイコンおろしとカットレモンが1切れ添えられている。網の上で焼かれたトロさばは皮が黄金色に輝いていて、こんがりとしたキツネ色の焼き色が付いている。


トロさばをひっくり返すと、カットレモンを絞り、ダイコンおろしに醤油を垂らした。


トロさばをご飯で食べる。大盛のごはんはお碗に盛られている。


ご飯の上に箸で切ったトロさばを載せ、ダイコンおろしをたっぷりと載せた。


トロさばを楽しみながら、ご飯をかき込む。トロさばは脂が載っていて、ホクホクとした食感でジューシーな味わいで美味しい。身は厚く、皮がパリパリとしていて香ばしい。ダイコンおろしのあっさりとした味わいと醤油の旨みがアクセントになって、ご飯が進む。絞ったレモンの酸味が爽やかに感じられた。
サバの骨は柔らかく、大きな骨以外はそのまま食べてしまった。夢中でサバを食べながらご飯をかき込むと、あっという間にお碗が空になった。ここで、ご飯をお替わりする。2杯目のご飯は並盛りにした。


今度はこのご飯に麦とろをかけて食べることにした。麦とろには青のりが浮かんでいる。


麦とろをご飯にかける。


麦とろとご飯を軽くかき混ぜて、ご飯をかき込んだ。とろろのシャキシャキとした食感と粘りが美味しい。サラサラとご飯をかき込みながら、残ったサバを楽しむ。サバは文字通り骨をしゃぶるようにして食べてしまった。
残りのご飯は小鉢で食べる。小鉢はタケノコの水煮で、カツオ節が和えられている。


5切れほどのタケノコはシャキシャキとした食感で、味が良く染みこんでいて美味しい。タケノコが無くなると同時にご飯も無くなった。
最後の汁物を楽しみながら飲み干して完食。美味かった。大満足である。

食後に熱いお茶をもう1杯もらうと、お茶を飲みながら余韻に浸る。少しアルコールが廻ってきたようである。
席を立ち、帰り支度をすると、卓上に置かれた伝票を持って店の入口脇のレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと店を出た。

ビルを出ると、地下道を歩いて新宿駅に向かう。新宿駅から乗った電車は空いていて、新宿駅から座ることができた。シートに腰を下ろすと、中野に着くまでに寝てしまったようだ。気が付いたのは電車が東小金井駅を出発するところだった。
電車が日野駅に到着すると、改札を出て駅西口のロータリー前に出た。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、煌めく星が数個ちりばめられている。その中の1つが動いているので、思わずよく見たら、それは飛行機だった。

弱い北よりの風が吹いていて、風がヒンヤリと感じられる。日中に比べると気温もぐっと下がってきたが、冷たい空気が心地よく感じられた。


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