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今日は晴れ。昨夜は帰ってきてちょっと横になったつもりが、目が覚めてみると既に時計の針は10時近くになっていた。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。西の空に薄くて小さな綿雲が数個漂っているのが見えるだけで、それ以外に雲の姿は無く、突き抜けるような青い空が広がっていた。窓を開けると、冷たくてガラスのような硬い空気が室内に流れ込んでくる。ベランダに出てみると日射しが心地よく感じられた。
日中は晴れたものの、西の方から綿をちぎったような雲が流れてきた。昼間の最高気温は9℃で湿度が低く、強い北よりの風が吹いている。窓際にいると日射しが熱いくらいに感じられた。ベランダに出てみると、風が冷たく感じられるものの、日射しがポカポカと暖かい。強い風にあおられて木々の枝が大きく揺れていて、日射しを受けた葉が煌めくように揺れていた。
午後、気分転換に外出する。上空にはほとんど雲は無く、東の空に白く石化したような月が浮かんでいるのが見えた。日野駅から電車に乗って立川駅に到着すると電車を降りて駅北口に出た。最初に向かったのはカメラ店「カメラのキタムラ 立川中古買取センター」である。
先日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 MarkⅢ」にプレミアム機能「天体写真アシスト」を導入するときに最初に使用した高倍率ズームレンズ「TAMRON A18Model AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」だが、その後、レンズのフォーカスリングが固着して動かないことに気付いた。オートフォーカスにして使う分には特に問題は無いが、マニュアルフォーカスに切り替えるとフォーカスリングが動かないので、ピントが合わない。これは修理が必要だと考えた。
ところが、このレンズは2010年に生産が終了している。修理受付終了機種一覧にもこのレンズが記載されているので、メーカーの修理は望めなさそうだ。では市中のカメラ店に持ち込んでみたら、手持ちの部品で修理してもらえるだろうかと、一縷の望みを託して行ってみたのだが、やはり、レンズの修理はメーカー持ち込みになるため、メーカーで修理できなければ、修理の対応はできないとのこと。
このままオートフォーカス専用レンズとして使用するか、あるいはレンズを買い替えるか。普段あまり使っていないカメラだけに、判断に苦しむ。あらためてどうするか考えることにして、店を出た。
ちょっと疲れたので気分転換にお茶をすることにした。駅北口にあるルミネ立川に入り、1階フロアの一角にあるドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ 立川ルミネ店」に入店する。
店内は混んでいたが、運良く入口のローテーブル席が空いたので、席を確保すると店頭のショーケースの前に立った。ショーケースの中には先月15日に発売になったキャンペーン「Choco Mania」のバレンタインシーズン限定ドーナツが3種類並んでいる。今日はこの中から「チョコ キャラメル クランチ」「メルティ リッチ ハート」の2つを注文することにした。ドリンクは冬の定番である「ココア(ホット)」のトールサイズを注文する。
スマホでアプリを起動させるとクーポンを表示させ、レジで代金を払う。店員から「ドーナツは温めますか?」と聞かれて、温めてもらうことにした。温められたドーナツの内、「メルティ リッチ ハート」は専用の紙皿に載せられた。「チョコ キャラメル クランチ」は畳まれた紙の上に載せられている。
紙おしぼりとプラスチック製の先割れスプーンがトレーに載せられてレジで渡されると、奥のカウンターでドリンクを受け取る。紙ナプキンとココア用に木のマドラーを1つずつ載せると、確保したローテーブル席に運んだ。
紙おしぼりで手を拭くと、最初に「ココア(ホット)」を飲む。
今日も空気が冷たく、しかもカラカラに乾いていることもあって、甘くて温かいココアが美味しい。表面のきめ細かい泡が口当たりを優しくしてくれているかのようである。カカオの甘い風味が鼻腔に広がり、気持ちがリラックスするようである。
少し気分が落ち着いたところで、ドーナツを食べることにする。最初に食べることにしたドーナツは「チョコ キャラメル クランチ」である。「チョコ キャラメル クランチ」はリング状のチョコ生地にキャラメルコーティングをして、ビターチョコでストライプを描き、クッキークランチとチョコチップをトッピングしたドーナツである。
温められたキャラメルコーティングとチョコチップが溶けかけていて、艶やかな色あいが美味しそうである。さっそく先割れスプーンでドーナツを切りながら口に運んだ。
キャラメル風味とチョコの組み合わせが美味しい。表面のキャラメル風味のコーティングがほんのり香ばしく、クランチのザクザク感が食感のアクセントになっている。もっちりとした生地の食感に溶けたチョコとキャラメルの滑らかな舌触りがとても贅沢に感じた。
ドーナツを1個食べてしまうと、「ココア」を少し飲んだ。ドーナツのキャラメルとチョコの甘さの余韻がココアの甘い味わいと溶けあって喉の奥に消えていくのを楽しむと、続いて「メルティ リッチ ハート」を食べることにした。
「メルティ リッチ ハート」はチョコクリームを詰めたハート形のイースト生地のドーナツの表面をビターチョコでコーティングして、チョコクランチをトッピングしたドーナツである。キャラメルのラインで遊び心を加えている。
ドーナツをスプーンで持ち上げてかぶりつく。生地の中から口の中にチョコクリームがとろりと溢れ出してきた。チョコクランチの食感とチョコクリームのなめらかな食感がドーナツにアクセントを与えていて、贅沢な味わいである。
ドーナツを2つ食べてしまうと、再び、ココアを飲んでドーナツの余韻を味わう。少し落ち着いたところで、デイパックの中から文庫本を取り出し、ココアを飲みながら本を読んだ。やがて、カップの中のココアが残り少なくなると、マドラーでドリンクをかき混ぜながら一気に飲み干した。
店内は少し空いてきたようだ。目が疲れたところでデイパックに文庫本をしまうと、食器を返却して店を出た。
帰りは国分寺で夕食を食べて帰宅の途に着く。電車に乗って日野駅に着くと電車を降りた。改札を抜けて駅の外に出ると、上空には澄んだ暗い空が広がっている。天頂付近に浮かんでいる煌々と光を放つ月の周囲には明るい星が散らばっていて、その冷たい輝きが夜空に冴え渡るように見える。凜とした空気が冷たい金属のように冷たく感じられた。