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今日は晴れときどき曇り。今日も9時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっていて、日射しがたっぷりと降り注いでいる。窓を開けると、冷たい外気が室内に流れ込んできて、思わず身震いをするほどだが、窓そばにいると、日射しがポカポカと暖かい。
外は弱い北よりの風が吹いていて湿度が低く、空気はカラカラに乾いている。団地の前庭の木々はすっかり葉を落としていて、芝の上には落ち葉が一面に散らばっていた。陽光を浴びた落ち葉が眩しく見える。木々の枝には鳥が数羽来ては、羽ばたいていくのが見えた。
日中は晴れているものの、南から雲が流れてきて、少し日が陰ってきた。昼間の最高気温は10℃で、東よりの風が吹いている。空気が乾燥していて硬いガラスのように冷たく、風が肌を刺すような寒さの1日となった。午後になると、にわかに雲が広がって、日が陰ってきた。
午後になって、買い物に出かけることにした。電車に乗って豊田駅に着くと、駅北口にあるイオンモール多摩平の森に入った。イオンモールは1月1日から営業をしていて、建物内はそこそこ混んでいた。どの店も初売りセールを実施していて、いつもと変わらぬ風景が展開されていた。
2階と3階のショップを一巡したところで、休憩と糖分補給を兼ねてお茶をすることにした。カフェ「スターバックスコーヒー イオンモール多摩平の森店」に入店する。
店内のカウンター席を確保すると、ショーケースの前に向かう。ショーケースの中には12月26日に発売になったケーキを始めとして、いくつかのケーキが並んでいる。レジに進んで注文したのは「オレンジのシブーストタルト」である。ドリンクは「抹茶玄米茶 もち フラペチーノ」のトールサイズとした。
一緒に冷水ももらうことにして、スタバカードで会計を済ませると、ケーキと冷水の載ったトレーを受け取った。トレーを持って奥のカウンターに行き、ドリンクをトレーの上に載せる。更にスプーンをもらうと、トレーを持って確保したカウンター席に運んだ。
席に着くと、さっそく紙おしぼりで手を拭く。ちょっと喉が渇いていたことも有り、先に少しお冷やを飲むと、続いて「抹茶玄米茶 もち フラペチーノ」を飲むことにした。
「抹茶玄米茶 もち フラペチーノ」は3種類の抹茶と玄米茶をブレンドしてミルクと合わせ、隠し味として黒豆・昆布・梅の旨味をほんの少しプラスし、砕いた焼きもちの食感とほのかな香ばしさがアクセントとなったフラペチーノである。表面にはホイップクリームをたっぷりと浮かべて抹茶ムースを重ね、ホワイトチョコレートパウダーをトッピングしている。
フラペチーノに紙ストローを挿して、勢いよく吸い込んだ。風味豊かなお茶の甘み、ほろ苦さ、香ばしさなどが溶け合った氷の粒が口の中に飛び込んでくる。モチモチとした歯応えが焼き餅を食べているような食感を思わせる。香ばしくて、甘くて、それでいて冷たくて美味しい。お茶の味わいを多角的に味わえて、それでいてどこか懐かしく、リラックスできるような味わいである。
紙ストローから口を離して、スプーンで表面のホイップクリームを口に運ぶ。ふんわりとしたホイップクリームに重ねられた抹茶ムースはふわふわの食感で、優しい舌触りにほんのり苦みのある抹茶の風味がアクセントになっている。ホワイトチョコレートパウダーの甘さが感じられて美味しい。
「抹茶玄米茶 もち フラペチーノ」を半分くらいまで飲んでしまったところで、ケーキを食べることにした。
「オレンジのシブーストタルト」はタルトにダマンド生地を敷き、シブーストクリーム、オレンジ果肉を載せたタルトである。
フォークでケーキをカットして口に運ぶ。一口頬張ると、オレンジのジューシーな果肉感が口いっぱいに広がり、そのあとにシブーストクリームのなめらかな口あたりと優しい甘さが楽しめる。ダマンド生地はしっとりとした軽い食感で、ケーキにボリューム感を与えている。オレンジのジューシー感と爽やかさが味わえて、フラペチーノともよく合う。なんだか、家でミカンを食べながらお茶を飲んでいる、そんな気分にさせてくれる美味しさだった。
ケーキを食べてしまうと、再び「抹茶玄米茶 もち フラペチーノ」を飲んだ。ちょっと落ち着いたところで、デイパックの中から読み物を取り出して、「抹茶玄米茶 もち フラペチーノ」を楽しみながら記事を読む。
やがて、フラペチーノの入ったプラスチックカップが空になると、冷水をプラスチックカップの中に入れ、カップの中のクリームを冷水に溶かしながら、そのまま冷水を飲んだ。クリームまみれの口の中がサッパリとして、ちょっとスッキリした気分である。いい気分転換になった。
時計を見ると、入店してから小一時間ほどが経過していた。食器を返却し、イオンモールの建物を出ると、既に外は日が沈んで暗くなっている。上空を見上げると、空に広がった雲が破けるようにして、暗い空が顔を出していた。雲の合間から月が顔を出して、光を放っている。周囲には星が1つ2つ煌めいているのが見えた。
豊田駅から電車に乗って日野駅に着くと、改札を抜けて駅の外に出る。西よりの風が吹いていて、気温がグッと下がってきた。空気が乾燥していることも手伝って、氷のように冷たい風が上着の隙間から染みこんでくるようである。上空の雲は北に押しやられるように暗い空が広がっていて、昨日見たいくつもの星が上空に瞬いていた。