フィンランド建築・デザイン雑記帳

森と湖の国、SUOMIのクリエーター達に想いをよせて....
チョット書き留めておきたいこと、昔の思い出・備忘録

「マリメッコ」 VW GOLF

2006年05月15日 | デザイン

Photo by Rod Monkey from Flicker     

ヘルシンキの「ストックマンデパート(Stockmann)」での展示に登場したフォルクスワーゲン・ゴルフ マリメッコ柄仕様。
パターンは、マリメッコを代表する「ウニッコ(Unikko)」、マイヤ・イソラ(Maija Isora 1927-2001年)が1964年にデザインした柄である。 60年代の香りが漂うが、当時に比べて昨今のほうがより人気があり生き生きしているようにみえる。

「マリメッコ」は僕が、今よりもっともっとフィンランドに夢中になっていた1970年代の思い出のブランドである。
当時「西川産業」だったかが日本代理店をやっていて、僕らにも割りと簡単に手に入るブランドだった。
北欧のデザイン誌を観ては、大胆で明るい北欧のテキスタイルに憧れ、「マリメッコ」でカーテンやスクリーンを創ろうと表参道の交差点そばにあった「ハート・アンド・アート(?)」に布を買いに行ったのを覚えている。

「マリメッコ」というと、僕が直ぐ頭に思い浮かぶ柄は、ウニッコ(Unikko)と名前は忘れてしまったがアンニッカ・リマラ(Annika Rimara 1936年生れ-)のうねるような大胆なストライプのデザイン、そしてヴオッコ・ヌルメスニエミ(Vuokko Nurmesniemi 1930年生れ-)の「ヨカポイカ(jokapoika)」シリーズのシャツである。
ヨカポイカ」はマリメッコの作品の中でも最も古いものの一つで、ヴオッコが1956年にデザインしたものである。
最初のモデルから50年を経た今日でもエヴァーグリーンモデルとして作り続けられ、今年は丁度50年の記念の年になるという。



写真1:  ヴオッコ・ヌルメスニエミの「ヨカポイカ(jokapoika)」シリーズの一部
photo: Quoted from marimekko homepage.



ヴオッコ・ヌルメスニエミは、1956年から60年までの4年間「マリメッコ社」のデザイナーとして活躍し、その後1964年に自らのブランド「ヴオッコ(Vuokko)」を設立、数々の優れたテキスタイルデザインを発表した。
ヴオッコは、6年前に亡くなったアンティ・ヌルメスニエミ(Antti Nurmesniemi, 1927-2000、家具、プロダクトデザイナー、ホーローのコーヒーポットやサウナスツールなどの作品はお馴染み)の奥さんである。

マリメッコの柄といえば、こんなのもありますね。
ご存知「コクヨ」のマリメッコ・マウス


写真2: カラフルなマリメッコ柄のマウス。
採用されたパターンは「Unikko(ウニッコ)」「Ruusupuu(ルースプー)」「Kuuma(クーマ)」「Mansikkavuoret(マンシッカヴオレト)」「Kukkula(クックラ)」「Purimavera(プリマヴェーラ)」の6種類。
photo: Quoted from Kokuyo homepage.



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