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友人宅でのサウナ入浴で初めて乾燥保存させた「ヴィヒタ(サウナで使う白樺の枝の束を、フィンランド語でヴィヒタ=Vihitaと呼ぶ)」を使った。
フィンランドでは「ヴィヒタ」は、サウナの入浴に欠かせないもので、彼らがこの「ヴィヒタ」で自分の体を叩く光景を見たことがある人もいるでしょう。 あれです。
冬の季節に白樺の葉が無くなってしまうのは、フィンランドも日本も同じ。
そこでどうするかというと、夏の間に「ヴィヒタ」をいくつか作っておいて乾燥保存しておくのです。
僕自身、乾燥保存の事は話には聞いていたのだが、実際にコレを試したのは今回が始めて。
結果は、なかなかの出来で、乾燥し、パリパリになった白樺の枝の束が、水に浸すだけで葉の艶といい香りといい、あのように見事に再生するかと、大感激ものでした。
昨年の夏から6ヶ月の年月を経ているというのに、まるでついこの間摘んだかのよう・・・。
同好の士は是非お試しあれ。
●「ヴィヒタ」の保存法。
まず普通に白樺の枝の束をつくる。
保存方法は簡単で、まず倉庫のような暗い場所で乾かし(緑色を退色させないため)、暗く換気の良い場所に吊るしておくだけ。
使用法は、サウナの入浴する少し前に乾燥した「ヴィヒタ」を水かぬるま湯の中に30分ほど浸けておくと乾燥でシワシワになった白樺の葉は、元の艶や独特の香りが戻り、「ヴィヒタ」が完成する。 (熱い湯の中に入れてはいけない)
最近は冷凍保存のほうが一般的であるというが、僕自身まだ試したことは無い。
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6ヶ月間の乾燥保存でシワシワになった「ヴィヒタ」。
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乾燥でシワシワになった白樺の葉や枝の様子。
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ぬるま湯を入れたバケツに入れたり出したりする。
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30分ほどぬるま湯に浸けると、元の瑞々しさが蘇えりヴィヒタの完成。
【写真・撮影】 管理人
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