私の作るいい加減な料理の中でも、かなりいい加減で、
でも、必ずと言っていい程、褒めて頂けるメニューがあります。
それはタラコ・スパゲティ
学生時代、初めて出来た彼氏に、これを作って絶賛されたのを皮切りに、
元夫に結婚の理由を聞いたら、こんなに美味いものが世の中にあったとは! と思ったとか、
元彼にも、度々つくるようにせがまれたり・・・私の想定を越える“ウケ”を博した訳です。
子供の頃、翠家では、スパゲティーといえば4種類のどれか。
タラコのスパゲティ
むき身のアサリの和風スパゲティ
納豆のスパゲティ
フランクフルトソーセージと椎茸と生トマトのスパゲティ、以上。
実は、ミートソースもケチャップであえたナポリタンも、食べたのは随分大きくなってからでした。
なぜ、こんなメニューだったかと言うと、今から40年位前、渋谷の現在の東急ハンズの前に、
カウンターに5人も座れば一杯になってしまう「壁の穴」という狭小スパゲティ屋さんがあり、
母に連れられ、よく通っており、そこのメニューがこれでした。
「壁の穴」には当時一般的だった、ケチャップであえたスパゲティはなく、具はアサリやタラコや納豆。
それが、私の物心ついた頃に食べていた「スパゲティ」という食べ物であり、
まぁ、とても美味しかったので、他の物を食べる気にならないというか、必要がなかったのです。
私が行くと、マスターは「よく来たねぇ」と、いつもヤクルトをごちそうしてくれて、
実は、スパゲティの味よりも、それが楽しみでなりませんでした。
で、母が、マスターに作り方を聞き(よく教えてくれたと思いますが)
我が家でも「壁の穴」レシピのスパゲティが定番となったのでした。
んな訳で、本日は、九州で買って来たお気に入りの稚加榮の明太子で、
タラコスパゲティならぬ悩殺の明太子スパゲティをご紹介させて頂きます!
(って、偉そうにいう程、料理って感じでもないんだけどね)
悩殺の為の極秘の材料 (1人前)
明太子 女性の親指1本分くらいの量 (グラム数では表しきれず・・・)
☆もちろんタラコでもOK!
スパゲティ 100g 茹で時間6分か9分位の太さが美味しいと思います
大 葉 2-3枚 千切りにして、水に軽くさらす
海 苔 1/2-1枚 たっぷり目の方が好みです
塩 スパゲティを茹でる用 スパゲティ100gにつき小さじ2杯位かな
バター 15-20g レストランで出て来る銀紙に包まれたバター1個分強位
レモン汁 ぎゅっと一絞り位 ない場合はお酢で代用2-3滴 (くれぐれも入れすぎぬよう)
昆布茶 茶さじ1~1.5杯位(昆布茶に付いている小さなスプーン)
塩気は、明太子や昆布茶のメーカーによって差がありますので、少しづつ足して下さい
本来のレシピは「昆布の粉」でしたが、まぁ手に入りやすいところで、昆布茶という事で
悩殺の方法・・・超極秘事項!
人数分のお皿を用意する(できれば温める)・・・これすごく重要!
お皿に、腹から出した明太子、レモン汁、バター、昆布茶を1人前づつ入れる
バターが柔らかくなったら、フォークの背で潰し、明太子や昆布茶とまぜる・・・これもすごく重要!
当たり前だけど、ぐらぐらしたお湯に塩を入れスパゲティを茹でて下さい
ふきこぼさぬように注意 さし水は厳禁です・・・これは、まあまあ重要!
スパゲティが茹で上がったら、熱々のをお皿に取り分け、素早く和える・・・これかなり重要!
味見をして薄いようなら、昆布茶を足す
炙った海苔を揉み、千切りにした大葉を載せ、とっとと食べる・・・これ最重要事項!!
とっとと食べないヤツは、“しばいて”よし!
まぁ、説明する程もない料理なのですが、悩殺のポイントは3つ。
バターを使う事。オリーブオイルやマーガリンでも、もちろんできますが、
このスパゲティの美味しさは、バターの風味と、明太子と、昆布茶のバランスなので、
まったく無しにしてしまうと、悩殺できません。
必ず、1人前づつ、お皿であえる事。
私が何度か失敗した原因は、3人前を一気にボウル等で、あえようとした事です。
炒めたりしないので、鍋→ボウル→皿と渡っていく間に冷めてしまい、愛も冷めてしまいます。
やたらに材料を足さない事。
しいて言えば、加えて良いのは、イカの刺身でしょうか (ご存知、イカ明太子スパゲティというわけです)。
胡椒とか、醤油とか、加えたくなるでしょうけれど、悩殺するには、ぐっと堪えて下さい。
「壁の穴」自体はフランチャイズ化されたのか、店によってかなり味が“まちまち”になってしまいましたが、
我が家の味は、子供の頃から変わらぬ初代マスターの味に近いと思います。
父はとてもスパゲティが好きで、かつては仕事の合間に、わざわざ渋谷や原宿の「壁の穴」へ
お昼ご飯を食べに行っていたようです。
まぁ、悩殺された1人ですね。
我が家の日曜の昼食に登場する事が多かったスパゲティですが、いつもコカ・コーラが供されました。
私も兄も、コーラにこだわってはいなかったのですが、父はコーラがないと烈火の如く起こり、
あわてて近所の酒屋さんに買いに行った事を思い出します。
確か昔は、500mlの瓶入りでしたっけ・・・
密かに思いを寄せている男性がいる方、
夫にミートソースしか食べさせた事がない方、
妻に「自分も美味い物が作れるんだ」と、鼻をあかしてやりたいと思っている殿方、
是非試してみて下さいネ!
・・・もちろん、その後の展開には、一切責任を負いませぬが!
えー、私のつたないブログも、おかげさまで開始一周年を迎えました。
段々と文章が長くなって来て、自分という人間の“物言いのくどさ”みたいな物も発見しました。
(気をつけねば・・・)
短く回数を多くとも考えましたが、何にせよ、自分の楽しみでやっている事なので、
スタイルを決めずに、思うままに、のったりまったり、やって行きたいと思っています。
なんとか続けてこられたのは、ご覧頂いた皆様、コメントを下さった皆様の存在はとても大きな物です。
心から多大な「ありがとうございます! 」を申し上げます。
これからも、調子づいたり、へこんだり、吠えたり、色々とある私ですが、お付き合い頂ければ嬉しいです。
梅雨の晴れ間の薄日の朝に 翠 拝
極秘指令明太子を冷凍庫に常備せよ!
でも、必ずと言っていい程、褒めて頂けるメニューがあります。
それはタラコ・スパゲティ
学生時代、初めて出来た彼氏に、これを作って絶賛されたのを皮切りに、
元夫に結婚の理由を聞いたら、こんなに美味いものが世の中にあったとは! と思ったとか、
元彼にも、度々つくるようにせがまれたり・・・私の想定を越える“ウケ”を博した訳です。
子供の頃、翠家では、スパゲティーといえば4種類のどれか。
タラコのスパゲティ
むき身のアサリの和風スパゲティ
納豆のスパゲティ
フランクフルトソーセージと椎茸と生トマトのスパゲティ、以上。
実は、ミートソースもケチャップであえたナポリタンも、食べたのは随分大きくなってからでした。
なぜ、こんなメニューだったかと言うと、今から40年位前、渋谷の現在の東急ハンズの前に、
カウンターに5人も座れば一杯になってしまう「壁の穴」という狭小スパゲティ屋さんがあり、
母に連れられ、よく通っており、そこのメニューがこれでした。
「壁の穴」には当時一般的だった、ケチャップであえたスパゲティはなく、具はアサリやタラコや納豆。
それが、私の物心ついた頃に食べていた「スパゲティ」という食べ物であり、
まぁ、とても美味しかったので、他の物を食べる気にならないというか、必要がなかったのです。
私が行くと、マスターは「よく来たねぇ」と、いつもヤクルトをごちそうしてくれて、
実は、スパゲティの味よりも、それが楽しみでなりませんでした。
で、母が、マスターに作り方を聞き(よく教えてくれたと思いますが)
我が家でも「壁の穴」レシピのスパゲティが定番となったのでした。
んな訳で、本日は、九州で買って来たお気に入りの稚加榮の明太子で、
タラコスパゲティならぬ悩殺の明太子スパゲティをご紹介させて頂きます!
(って、偉そうにいう程、料理って感じでもないんだけどね)
悩殺の為の極秘の材料 (1人前)
明太子 女性の親指1本分くらいの量 (グラム数では表しきれず・・・)
☆もちろんタラコでもOK!
スパゲティ 100g 茹で時間6分か9分位の太さが美味しいと思います
大 葉 2-3枚 千切りにして、水に軽くさらす
海 苔 1/2-1枚 たっぷり目の方が好みです
塩 スパゲティを茹でる用 スパゲティ100gにつき小さじ2杯位かな
バター 15-20g レストランで出て来る銀紙に包まれたバター1個分強位
レモン汁 ぎゅっと一絞り位 ない場合はお酢で代用2-3滴 (くれぐれも入れすぎぬよう)
昆布茶 茶さじ1~1.5杯位(昆布茶に付いている小さなスプーン)
塩気は、明太子や昆布茶のメーカーによって差がありますので、少しづつ足して下さい
本来のレシピは「昆布の粉」でしたが、まぁ手に入りやすいところで、昆布茶という事で
悩殺の方法・・・超極秘事項!
人数分のお皿を用意する(できれば温める)・・・これすごく重要!
お皿に、腹から出した明太子、レモン汁、バター、昆布茶を1人前づつ入れる
バターが柔らかくなったら、フォークの背で潰し、明太子や昆布茶とまぜる・・・これもすごく重要!
当たり前だけど、ぐらぐらしたお湯に塩を入れスパゲティを茹でて下さい
ふきこぼさぬように注意 さし水は厳禁です・・・これは、まあまあ重要!
スパゲティが茹で上がったら、熱々のをお皿に取り分け、素早く和える・・・これかなり重要!
味見をして薄いようなら、昆布茶を足す
炙った海苔を揉み、千切りにした大葉を載せ、とっとと食べる・・・これ最重要事項!!
とっとと食べないヤツは、“しばいて”よし!
まぁ、説明する程もない料理なのですが、悩殺のポイントは3つ。
バターを使う事。オリーブオイルやマーガリンでも、もちろんできますが、
このスパゲティの美味しさは、バターの風味と、明太子と、昆布茶のバランスなので、
まったく無しにしてしまうと、悩殺できません。
必ず、1人前づつ、お皿であえる事。
私が何度か失敗した原因は、3人前を一気にボウル等で、あえようとした事です。
炒めたりしないので、鍋→ボウル→皿と渡っていく間に冷めてしまい、愛も冷めてしまいます。
やたらに材料を足さない事。
しいて言えば、加えて良いのは、イカの刺身でしょうか (ご存知、イカ明太子スパゲティというわけです)。
胡椒とか、醤油とか、加えたくなるでしょうけれど、悩殺するには、ぐっと堪えて下さい。
「壁の穴」自体はフランチャイズ化されたのか、店によってかなり味が“まちまち”になってしまいましたが、
我が家の味は、子供の頃から変わらぬ初代マスターの味に近いと思います。
父はとてもスパゲティが好きで、かつては仕事の合間に、わざわざ渋谷や原宿の「壁の穴」へ
お昼ご飯を食べに行っていたようです。
まぁ、悩殺された1人ですね。
我が家の日曜の昼食に登場する事が多かったスパゲティですが、いつもコカ・コーラが供されました。
私も兄も、コーラにこだわってはいなかったのですが、父はコーラがないと烈火の如く起こり、
あわてて近所の酒屋さんに買いに行った事を思い出します。
確か昔は、500mlの瓶入りでしたっけ・・・
密かに思いを寄せている男性がいる方、
夫にミートソースしか食べさせた事がない方、
妻に「自分も美味い物が作れるんだ」と、鼻をあかしてやりたいと思っている殿方、
是非試してみて下さいネ!
・・・もちろん、その後の展開には、一切責任を負いませぬが!
えー、私のつたないブログも、おかげさまで開始一周年を迎えました。
段々と文章が長くなって来て、自分という人間の“物言いのくどさ”みたいな物も発見しました。
(気をつけねば・・・)
短く回数を多くとも考えましたが、何にせよ、自分の楽しみでやっている事なので、
スタイルを決めずに、思うままに、のったりまったり、やって行きたいと思っています。
なんとか続けてこられたのは、ご覧頂いた皆様、コメントを下さった皆様の存在はとても大きな物です。
心から多大な「ありがとうございます! 」を申し上げます。
これからも、調子づいたり、へこんだり、吠えたり、色々とある私ですが、お付き合い頂ければ嬉しいです。
梅雨の晴れ間の薄日の朝に 翠 拝
極秘指令明太子を冷凍庫に常備せよ!
悩殺されたい窯爺です。五つの悩殺ポイントは超重要ポイントですね。そして3つの秘はプロの技。
> とっとと食べないヤツは、“しばいて”よし!
その通りです。
ルッコラの小さな花が咲きました。
もっと長く続けられてるのかと思ってましたぁ
こちら久しぶりにお邪魔させてもらいました。
テンプレート含めイメージががらりと変わった感じがします
今回もステキですね。
今回の悩殺メニューつくってみようと思います
極秘指令 了解で~す(^^ゞ
悩殺されたい!されてみたい!
昆布茶って、ホント、便利だよね~。
お料理名人の窯爺さんに、このアバウトなスパゲティは、お恥ずかしい限りなのですが・・・
何でもそうですが、出来たらすぐに食べて欲しいですよね。
ルッコラ、もう花の時期なのですね。
以前、育てていましたんが、油断して育ってしまい、食べ損ねる事、度々
今の住まいは、陽射しが強すぎて、すごく辛くワイルドな味になってしまい、栽培を挫折しました。
せぷてんばーさん、こんにちは!
御祝いコメントありがとうございます。
ブログは、楽しみでやっている事なので、
とにかくマイペースで、楽しむ事を最優先事項にしています。
明太子スパ、これだけはどこのお店よりも美味しいと、ちょっとだけ自信作です
ち~ちゃん、こんにちは!
自ら悩殺してみる? ・・・しかも朝から!
我が家の料理は昆布茶抜きには成り立たないわ。
炒め物にもすごく便利だし。
昆布茶・麺つゆ・すし酢は、料理の三種の神器です!
最近美容室で、雑誌のスパゲッティ特集を読んで以来、凝り始めていたところだったので、
グッドタイミング
バター、こぶ茶、お皿の上であえる、
やってみます
「壁の穴」懐かしいです。
昔、一度は行くべきだってよく東京の先輩にいわれました。
ぜひ試してみたいです!(。。。もっと若かりし頃に知ってたらなぁ)
私は、ついついレトルトの明太子ソースを利用しちゃいますが、
ご紹介のスパゲティは全然別物だと思います
ブログ歴1年。。。やはり、色々な面での引き出しが多い方のお話は、
”深い”です。本当にいつも勉強になります。
これからも、翠さんの独自の視点だったり。。等々、
楽しみに拝見させて頂きますね
素晴らしいわあ~♪これからも、どうぞよろしくです♪
たらこスパ、いつも下手でやる気が失せていました・・・作りましょう!
ご報告は後日♪
さっそく作ってみたくなりました。
悩殺されたい
お祝いありがとうございます。
こんな簡単な料理なのに、何度かばさばさになってしまった事があり、よく考えてみたら、それはまとめて作っている事でした。
お皿の上であえる事、自分で気づいて、それからお店に行ったら、やはりそうやっているのを目撃し、大納得。
壁の穴は、一時よりも店舗が集約されているようです。
渋谷と自由が丘は、イマイチでしたが、2年位前に原宿店で食べたタラコスパゲティは、なかなかよい味でしたよ。
壁の穴ではないですが、代々木八幡にあるハシヤというスパゲティ屋さんのタラコスパゲティは、昔の壁の穴の味を彷彿とさせるものがあり、オススメです。(赤坂にもあります)
るちぃるさん、こんにちは!
レトルトのとは違いますよ~!
タラコとか明太子は、やはり生が美味しいと思いますので、簡単ですから、ぜひお試しあれ! そして悩殺を!!
ブログを始めた頃の仲良しさん達は、みんないなくなってしまいましたが、
るちぃるさん達と知り合えた事は、その後、随分、ブログを続けて行くはげみになったと思います。
ホント、ありがとうね!そしてこれからもよろしくね!
早紀さん、こんにちは!
お祝いありがとうございます!
こちらこそ、末永くよろしくお願いしますね!
タラコスパ、試行錯誤(?)の上、辿りついた調理法です(簡単な事なのだけど)
これを食べるときだけは、コレステロールの事を忘れて、美味しさを満喫しましょう
ソダテさん、こんにちは!
タラコや明太子の旨味が、昆布茶とバターで増幅されて、美味しいですよ~!
ぜひ、トライしてみて下さいね
これからも楽しみにしてますよ♪
壁の穴、私も昔よく行きました。
でもあれは既にフランチャイズになったレストランだったのね。
でも当時はスパゲティ屋さんってそんなになかったので
流行ってました。(今はどうでしょう、、、)
明太子、大好きなんだけれど
ここ最近、明太子を食べると必ずお腹が痛くなるんです~涙
翠さんのレシピ、試してみたいけどなぁ、、、