ソプラノサックスのエレガントな音色!
それを支える強靭・重厚・唸るリズム陣!
ジャズ界特産品 “Made In France”!!
①『テクニック・デュース』(76)
《Techniques Douces/Francois Jeanneau》
フランソワー・ジャノー(as,ts)、マイアケル・グレイリアー(p)、
《Techniques Douces/Francois Jeanneau》
フランソワー・ジャノー(as,ts)、マイアケル・グレイリアー(p)、
ジーン・フランソワージェニー・クラーク(b)、アルド・ロマーノ(ds)。
EU70年代になるとUS物真似ザルのジャズは演っていない。
これはメイドイン・フランスのジャズを明確に打ち出している。
ジャケットからくるイメージそのままの音場空間が味わえる。
抽象的絵画風ジャズというのか、ソプラノサックスの音が空間を漂う。
このエレガントなメロディーは仏人特有のカラー。
英人ジャズマンはシャープに、独人は硬質に、という特徴がある。
ソプラノ音が漂うが、ECMサウンドのクリーンなイメージでは無い。
リズム陣が物凄い、ベースランニング何て演っていない。
ハーモニック音を弾き出すベースは、リズム陣から脱却したメロディー楽器。
ドラムは淡々とリズムを叩かない、ベースに絡み続ける。
サックスとのインタープレイは無い。
ベース、ドラムが叩き出す絡み合いと、被せてくるピアノ。
強靭・重厚な音がガンガン迫り、このトリオが曲の進行を支配する。
ジャノーのサクッスは怒涛のリズム陣の上を流す色付けだけ。
2曲目のサックス・ドラムのデュオはヘボイ。
ジャノーのサクッスは怒涛のリズム陣の上を流す色付けだけ。
2曲目のサックス・ドラムのデュオはヘボイ。
ドラムの下手さがアリアリで、EU70年代のドラムはまだダサイ?
こんな聴き応えのあるジャズを仏で演ってることが興味深い。
こんな聴き応えのあるジャズを仏で演ってることが興味深い。