№1 国を超え「ぐいぐい」と《ジョージ・ウォーリントン(p)》

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　 ジャズピアノ「ジョージ・ウォーリントン」のレコード紹介です。～♪
 

白人バップピアニストの頂点、と称される。

重い・重い、「ぐんぐん」厳かに押し寄せる。

伊出身とはいえ、「ちゃらちゃら」感はない。

 

一句

“バップピアノ　カラーで魅せぬ　ウオリントン”

①『ジャズタイム・パリ』(53)
《Jazz Time Paris Vol. 9 or George Wallington Trio》
ジョージ・ウォーリントン(p)、

ピエール・ミシェロ(b)、ジャン・ルイ・ヴィアル(ds)。

《パウエルもどき Blog紹介》

④『Claude Williamson』 №4 挑む模倣犯！クレオパトラ《クロード・ウィリアムソン(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑤『Derek Smith』№5　ヘボ・ドラムがブチ壊し《ディレク・スミス(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

白人バップピアニストの頂点、と称される。
バップでもパウエル派とは真逆な音。
ウォーリントン特有の重さで勝負してくる。
彼の個性的な音色は、他に誰も居ないのでは。

「重い・重い」重量感ある音色。

「ぐんぐん」厳かに、押し寄せてくる。
この「ぐいぐい」音、黒人バップのような強さがある。

こんな「しっかり」音だが、イタリア出身である。

一見「ちゃら・ちゃら」音色を想定してしまうが。
とても、イタリア人気質とは思えない音質。

ただ、じっくり聴けば白人っぽい「キラキラ」感はある。
 

「Fairy Land」はオリジナル曲。
バップの乗り乗りテーマが何ともいい。
当時の白人バップとは、とても思えない。
 

「ぐいぐい」押し込んでくる重い音質。
53年、これがイタリア人のバップピアノとは？
そんな想いがするのは、自分だけでしょうか。

 

一句

“バップピアノ　カラーで魅せぬ　ウオリントン”

当①は、パリでの現地リズム陣との演奏。
ライオネル・ハンプトン楽団と共にEUツアー。
ツアー中に楽団を退団し、当①の録音に至ったという。

 

♪～ 当時、白人バップピアニストの頂点と称されたピアノをお楽しみ下さい。