№1 「癒しのラテン」まどろむ陽射しに・・《ローリンド・アルメイダ(g)》

ボサノヴァ・原型リズム＆ジャズの融合！
柔・優・心地良いガットギターの「癒しラテン」！

クール・ソフトなテナー＆柔かい陽射を享け・・！

一句

　　“　ラテンギター　まどろむ陽射に　抱かれて　”　

①『ローリンド・アルメイダ・カルテット』(54)
《Laurindo Almeida Quartet》
ローリンド・アルメイダ(g)、バド・シャンク(as)、ハリー・ババシン(b)、

ロイ・ハート(ds)。
《YouTubeリンク》

Laurindo Almeida Quartet featuring Bud Shank - Amor Flamengo

Laurindo Almeida Quartet featuring Bud Shank - Amor Flamenco (1954) Personnel: Bud Shank (alto sax), Laurindo Almeida (guitar), Harry Babasin (bass), Roy Harte (drums) from the album 'LAURINDO ALMEIDA QUARTET FEATURING BUD SHANK' (Pacific Jazz Records)

Laurindo Almeida Quartet featuring Bud Shank - Amor Flamengo

ブラジル出身・ラテンギターのドン、L.アルメイダ。
ウエストコースト・ジャズのドン、B.シャンク。
このレコードはアルメイダの初リーダ作。
さて、両者の共演でラテンVSジャズ、どっちに軍配が？
 

４ビートを僅かに取り込んでいる。
ギターがバックにまわると、在り来りのリズム・ギターで４ビート。
殆どの曲がラテンリズム、アルメイダのためのレコード。と、言える。

ジャズでのボザノヴァ、って当り前と思ったが違うようだ。
この頃、ボサノヴァ・リズムは、まだジャズでは使われていない。

このレコードでは、ボサノヴァに似た原型リズムを演奏。

初物ボサノヴァ、ラテンの香り・リズムが充満する貴重もの。

アルメイダのガット・ギターは柔かく・優しく・心地良い。
ソフトなアタックで情熱のラテンというより「癒しのラテン」。
そして、クール・ソフトなシャンクのテナーが柔かい空気で包み込む。
 

ジャケットのようなドレス乱れるダンシング風景とは真逆。
柔かい陽射の下で、ついまどろむ。

そんな空気が漂うラテン・ギターサウンドに酔うのも叉、格別。

一句

　　　“　ラテンギター　まどろむ陽射に　抱かれて　”