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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 作曲者は、水を差すピアノ《ウォルター・デイヴィス JR.(p)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ウォルター・デイヴィス JR.」のレコード紹介です。♪~♪
 
「ごんごん・いぐい」ホーン部隊の勢い。
全曲オリジナル、勇果敢に攻めまくり。
たどたどしく、を差すピアノは作曲者。

一句
 “いい曲だ プレイは今イチ 曲者”
①『デヴィス・カップ』(59)
《Davis Cup/Walter Davis JR.》
ウォルター・デイヴィス JR.(p)、ジャッキー・マクリーン(as)
ドナルド・バード(tp)、サム・ジョーンズ(b)、アート・テイラー(ds)。

《Jackie Mclean Bog紹介》

《Donald Byrd Blog紹介》

流石、ブルー・ノートのハード・バップだ。
「ごんごん・いぐい」とにかく勇ましい。
奮い立つメロディーが、押し寄せてくる。

全曲オリジナル揃踏みで、勇果敢に攻める。
潔いH.バップが、これでもかと堪能できる。

マクリーンのアルトが、先頭切って特攻する。
バードは突撃ラッパで「行け行け・どんどん」。
い余る力技のホーン部隊はお見事。

さて主役に鎮座のリーダー、デイヴィスだが。
どうも・こうもピアノソロがぼつかない。
たどたどしく、途切れ途切れのピアノ。
炎上フロント陣の勢いに、を差す始末だ。

勢いづくテーマ曲、ぐいぐい押切るホーン部隊。
こんな乗りのテーマを書くデイヴィスだが。
曲調を殺し、意気沈させてしまうアドリブだ。

ピアノのバッキングだって、才。
腰砕けの「ぎくしゃく」バッキングではどうにも。

デイヴィス、27歳でのリーダー作。
50,60年代のリーダー作はこれ1枚しかない。
作曲センスがプレイに活かされてない、とは。
嘆かわしい・念な方ではある。

ところが、約15年経ち70年代後半から。
続々とリーダー作をリリースする。
40歳代から活、とてつもない遅咲きの方。

ところが、突如・57歳(90年)で他してしまう。
活躍した期間は僅か10年足らず、ってことに。
浮き沈みを繰返す、という残念な方ではある。
 
♪~♪  粋なテーマといあるホーン部隊のプレイをお楽しみ下さい。


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