№4 C.パーカー他界！アルト勝負《ソニー・スティット(as)》

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C.パーカー死後２年、全曲アルトを吹く！

太い・艶の音、明るく・グイグイとドライヴ！
歌心のインプロヴィセイションが豊かに奏でる！

一句

　“　本業の　アルトで勝負　偉人超え　”

④『ウィズ・ザ・ニュー・ヨーカーズ』(57.6)
《With The New Yorkers/Sonny Stitt》
ソニー・スティット(as)、ハンク・ジョーンズ(p)、

ウェンデル・マーシャル(b)、シャドウ・ウィルソン(ds)。

《Sonny Stitt Blog紹介》
②『Personal Appearance』(57.5)　№2　ワンマン・ジャズ？飽きもきて《ソニー・スティット(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

③『New York Jazz』(56.9)　№3　高速連射砲！ブチ抜く胸《ソニー・スティット(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

何と、太いアルトの音。

淡々と聴いてるとテナーと勘違いする。
この当時、太い音の連中が多いが、何が違うのか。

ジャッキー・マクリーンのアルトも太い。

だから50年代のマクリーンの大ファンである。

A#1｢The Best Things In Life Are Free｣。
明るく・無理の無い音創りで、ぐいぐいドライヴする。
何よりもアルトの音の太さに驚く。
歌心あるインプロヴィセイションが豊かな気持ちに。

A#4｢Cherokee｣、特急テンポの曲。
蝿・蚊が数10匹・羽音を鳴らし耳元で飛び回る。
そんなアルトの音が、空中を舞い続ける。
音の太さを削り、多くの音が特急テンポで吹き荒れる。

音に艶があるから神経質なうるささをさ程感じない。
良く知る曲を巧く聴かしてくれ、有り難いもんです。

アルトの偉人C.パーカー「もどき」と言われ、テナーを吹いた。

だが、パーカー死後２年経ち全曲アルトを吹く。
そんな切っ掛けもあるのか、当④は代表作に上げられる。

　一句

　　　“　本業の　アルトで勝負　偉人超え　”

 

♪～♪A#4｢Cherokee｣、高速連射の音だが艶があるから楽しく聴ける曲です。