JDS日本ダウン症協会 大阪支部からのお知らせ

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「世界ダウン症の日」が国連の国際デーに

2012年01月19日 | JDSの動き
3月21日の「世界ダウン症の日」が、
国連が定めた国際デーになりました。
12月19日の国連総会の全体会議で正式に決定しました。
日本ダウン症協会は、
各地で記念のイベントを開催するよう呼びかけています。


(世界ダウン症連合が定めた「世界ダウン症の日」統一ロゴ)

国連広報センター(http://unic.or.jp/index.php)によりますと、
3月21日の「世界ダウン症の日」を国際デーにする決議は、
2011年11月10日に、
国連の第3委員会(社会、人権と文化の分野)で
採決されました。

その後、決議文を整え、
12月19日の第89回国連総会の全体会議で、
正式に「投票なしのコンセンサス(総意)」(同センター)で
宣言決議されました。

「世界ダウン症の日」は、2006年に
世界ダウン症連合(DSI、http://www.ds-int.org/)が
制定していましたが、
今回、国連が認めた国際デーに“昇格”したことになります。

ブラジルのダウン症協会の要望を受けたブラジルが、
78か国と共同提案。
DSIも、
12000を超える署名を第3委員会の議長に提出するなど、
6年余りにわたって国連に働きかけ続けてきた努力が実りました。

同様に宣言決議された国際デーで、
障がいや疾病をテーマにした日は、
4月2日の「世界自閉症啓発デー」(2007年~)と、
11月14日の「世界糖尿病デー」があります。
障がいなどをテーマにした日は、
12月3日の「国際障害者デー」、12月10日の「人権デー」があります。


「3月21日に啓発イベントを」JDS

こうした動きを受けて、DSIの担当者は、
「2012年から国連は、加盟国、国連の各機関はもとより、
NGOや民間も巻き込んで、
ダウン症についての意識啓発を行うことになる」と
期待しています。

また、DSIの会員である、
日本ダウン症協会(JDS、http://www.jdss.or.jp/)は、
「今年の3月21日は国連の正式認定後、最初の記念すべき年。
広く社会にダウン症についての
理解を促すためのイベントなどをぜひ企画して。
規模の大小に関わらず、
イベントなどを企画をする場合は、
ぜひJDSに知らせてほしい」と話しています。


染色体の特徴から「3月21日」

日本ダウン症協会によりますと、
ダウン症は、染色体が通常より1本多いことにより、
知的発達の遅れや、心疾患などの合併症を伴うこともある
先天性の症候群です。
21番目の染色体が1本多いタイプがほとんどです。
そこで、DSIは「3月21日」を「ダウン症の日」に制定しました。

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