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ところが,政府与党は憲法記念日を利用して大型の連休を作りました。
レジャーを楽しんで,消費の拡大につなげようということです。
それでは憲法記念日の意味がないですよね。
一体安倍さんは何を考えているのだろう。
せめて公立学校は,児童・生徒に対して憲法について家族で議論できるようなテーマを宿題として与えるべきです。
本来は学校ではなく親がやるべき仕事であって,それが子育ての基本だと思うけど,それが出来ていないから日本はどんどん間違った方向に進んでいくのです。
それは憲法に限ったことではありません。
「日本死ね」などという汚い言葉を使う人たちに押されて保育園ばかり作っても,家でまともな教育を受けない子供が増えるだけで,少子化の解消にはつながりません。
まあそんなことはどうでもよくて,今日は憲法について書こうと思ったのです。
憲法改正というと9条と96条のことばかりが議論の対象になりますが,ボクはそのほかにも曖昧な条文があると思っています。
たとえば89条です。
「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない」
これが条文です。
国は,私立学校については,法律上の強い規制があるから「公の支配」に属しているという考えを持っています。
だから私立学校への補助は合憲であるとしています。
一方,教育等の活動を行うNPOなどの団体やフリースクール,法律に基づかない外国人学校といった教育施設については、「公の支配」に属していないので補助は違憲だと考えています。
しかし,多くの自治体では,NPO等であっても「公の支配」に属するものになると解釈して補助を認めています。
このように憲法89条の解釈が分かれているため,ある解釈のもとであれば補助できるにもかかわらず,別の解釈に基づけば補助ができないという状況になってしまっているのです。
89条だけでなく,憲法は良くも悪しくもあいまいに出来ているともいえます。
そう思えばあえて改正する必要もないとも思えます。
そういう議論をまずは家族で行うのが憲法記念日だと思うのです。
形式だけの憲法記念日なんて意味がありません。
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