富士山の外輪山の三方分山に登ってきました。
例年ならアイゼンが必要な時期ですが,今年は異常なほどの暖かさで,午前7時の精進湖畔の気温がプラス2度。
湖畔の駐車場に車を置いて,すぐわきにある登山口?から登り始めます。
なぜ?を付けたのか。
ここに看板があるのですが,ここから精進峠に登るルートが記載されていないからです。

理由はわからないのですが,河口湖町は登山道として認めていないようです。
国土地理院の地図には登山道としてルートが載っているのに,精進峠まで道標は一つもありませんでした。
ただしピンクのリボンが付いているし,踏み跡はしっかりしていました。
登山道は雪どころか霜もなく乾燥しきっていました。
精進峠には小さな標識があったけど,我らが登ってきたルートを示す標識はありませんでした。
こんなに小さいんです。

ここからはアップダウンを繰り返して,左手に南アルプスを臨みながら快適な尾根歩きとなります。
三方分山の手前で精進山を通過しますが,三角点があるものの木立に囲まれて景色を楽しむことはできません。

ここからは10分ほどで三方分散頂上に着きます。

山頂は富士山に向けて枝を払ってあるので,富士山は良く見えるのですが,逆光になることに加えて黄砂と花粉ですっかり霞んでいました(トップの写真)。
静かな山頂で1時間ほどのんびりランチタイム。
この山は周遊できるので,女坂に向けて下ります。

今日は登山客が少ないのかなあと思っていたら,下山路では大勢の登山者とすれ違いました。
我々は朝が早いので,11:30前に湖畔に下りてきました。

もうすっかり富士山は白っぽい空と同化しています。
ここからの子抱富士はいい眺めなんだけど,冬とは思えない景色でした。