そもそも国民の多くは年金だけで老後の生活が賄えると思っていませんよね。
金融庁が報告書で示した高齢者夫婦の収入・支出は、一般的な例として的を得た数字だと思います。
そのデータは厚労省から出ているものだし。
だから、国民は少しでも貯蓄をしようと頑張っている。
そして、平均の貯蓄額が2300万円ということになるのでしょう。
麻生さんはそれを認めるしかないんです。
野党だって年金だけで暮らせると思っている人はいないでしょう。
ただし、参院選が控えているから泥仕合になっている。
国民は蚊帳の外ですね。
そして、金融庁の職員と審議会の委員は自分の仕事に誇りを持ってほしい。
審議会は内閣総理大臣、金融庁長官および財務大臣の諮問機関なのだから、政府の思惑とは違う答申が出ることもあるでしょう。
でなければ諮問の意義がないですよね。
これまで続けてきた審議会はいったい何だったのか。
委員は声を大にして、マスコミに自分たちの意見を発表するべきだと思うのだけど、どこかで見えない力が働いているんだろうね。
ところで今日の麻生さんの答弁、面白かったですね。
自分が年金を受けているかどうか、秘書に任せているからわからない。
こんな人が金融担当大臣でいいの?
報告書はこちらで見ることができます。