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久しぶりに井上靖氏の作品を読みました。
昭和20年代の短編集です。
これが小説というものだよなあと,改めて納得してしまいました。
ブックカバーには以下の概要が記載されています。
『鋭い感性と美貌ゆえに奔放に生きた女性が,自ら崩れてゆく,薄倖な宿命を描いた「傍観者」「夏花」。青春の清冽で一途な恋愛を,谷間の自然の中に描いた「伊那の白梅」など,愛ゆえに数奇な運命をたどる男女を淡々と描いた名品選。』
時代背景は決して明るくはないのだけど,70年前の読者はどのような感想を持ったのだろうか。
すごく気になります。
そして,現代の若者からも感想を聞いてみたいですね。