快感に繋がる脳内物質、ドーパミンが脳にどう影響しているか。
脳科学者 中野信子氏の著書「脳内麻薬」では、
ドーパミンが社会的な報酬と物質的な報酬どちらにも影響を与えていると述べている。
困難なことを時間をかけ成し遂げられた時にも、たまたまスロットゲームなどで思わぬ大金を得たときにも、
同じように快感物質であるドーパミンは得ることができる。
しかし、薬物依存などの場合、常習するとドーパミンに対しての耐性ができてしまい、
満足が得られない状態からますます欲して中毒となる危険性があるようだ。
何らかの依存症になりやすい傾向は、遺伝子や環境要因により個人的な差はあるようだが、
ASDスペクトラム症の脳の情報処理という点からも、その影響を注視する必要はあるかと思う。