「おとうさんはミナクルマスク」
僕のおとうさんは,,,
「おとうさんはミナクルマスク」
僕のおとうさんは,,,
覆面レスラーです。
仕事中はもちろん，電車に乗ってる時も、、，
家族と映画に観にいく時も、、、、、買い物に行くときも、、、
そして、、、、家にいるときも覆面をかぶっているのです！！
僕はこの男を本名の「ヨシアキ」と呼びます。
お母さんは「ちゃんと、おとうさんさんと呼びなさい」といいます。
しかしこの男は「私はおとうさんという名の男ではない！ちゃんとミナクルマスクさんと呼びなさい！！」といいます。
「おとうさんはミナクルマスク～運動会編」であります～。
今日は運動会、、、。、、、運動会に相応しい雲ひとつない日でよかった、、
なんてのんきなこと言ってられない。
「負けられない、、、」
この障害物競走、、、、、、、、どうしても負けられない。。。。
隣にいる桜田君だけには！！
桜田君は一緒に走る長島君と佐藤君をポケマンのプレミアカードと引き換えに、この障害物競走に負ける約束をさせたみたいだ、、。
コレが買収ってヤツなのか、、、。
僕も桜田君に、
「プレミアなんだよな～このピカタンのカードほしいかな～、、今度の運動会の障害物競走で親にいいところ見せる約束なんだよなあ～、、、アキオ君俺より足速いから～困ってるんだよなあ～。」
でも僕は断った。
桜田君は、一瞬イラッとした顔見せたけど、すぐニヤッとして
「了解すればピカタンカードがアキオのものになったのに、、大変なことになっても知らないよ、、。」と言った。
どうして桜田君がポケマンのプレミアカードいっぱい持ってるかというと、
桜田君のお父さんがお金持ちだからだ。
桜田君のこの行動も
「お金の力を、自分の息子にわからせる」ため父親から命令されたことという噂だ、、。
ちなみに桜田君のお母さんは有名な女優さんだ。
そういえば僕のお母さんは、、、（ぬきながら、、、）
あー、いたいた。どうして困った顔したるんだろ？
（ぬきながら、、、）
ヨシアキ！！
まだお弁当の時間じゃないぞ、、、
つーか！！飯ごうでご飯炊いちゃってるよ！！
そんなこといってられない。。
「よ～～～～い、、、バン！！」
いきなり隣の長島君に足をかけられた！
ポケマンカードでそこまでするか！！？？
くそ！！「麻袋ピョンピョン」で差をちじめるぞ！！
イタ！！
なんだ！！？？毛虫が入ってる！！
じゃ！！！！「タイヤ引きずる」で！！
お！重い！！
タイヤの中に石が入ってるじゃないかああ～！
運動会実行委員も買収したのか～！！？？
このままじゃ負けられないぞ！！
得意の平均台で！！！
わああ！！
平均台に油が！！！
あ～！！足首が！！！
い、、いたい、、くそ～、、、そこまでして障害物競走に勝ちたいのか？？
、、、ちがう、、
みんなが欲しがる物のために、屈服するのが見たいんだ！！
お金の力を試してみたいんだ、、
、、、クソ、、、悔しいけど、、もう、走れないかも、、、
こんなことならポケマンカードもらっとけば良かったかなあ、、
その時です！
みなくるくるみんなくる～～
みんなにミラクル～みんなくる～～～～
黒い影が向こうから凄いスピードでちかずいてきます！
ミナクルマスクです！！
そして僕を脇に抱えると凄いスピードで走り出しました！！
ビュウ～～～ン！！！！
風圧で長島君や佐藤君が吹っ飛んで生きます！！
ゴオオオ＝＝＝ル！！！
桜田クンを抜き一着でゴールです！！
応援席大喜びです！！
みんなクルクルみんな来る！！！
奇跡を起こす男ミナクルマスク！
桜田君のおとうさんは先生に詰め寄ってます、、、。
「子供の競争におやがでてきてどうする！！？？」 と、、、
ミナクルマスクが桜田君のお父さんに詰め寄りました、、、。
無言でしたが、、。
「子供の競争に大人のルール持ち込んでどうするんだ」
、、、といってるようでした。
その日の夜アキオ君は思いました、、、。
「子供の世界のルールと大人の世界のルールとどう違うんだろう？？
とりあえず、、、ヨシアキ、、、いや、ミナクルマスクは自分のルールでいきてるんじゃないかな、、」、、、とそんなことを思った、、、。
おしまい。。
次回予告！「三者面談の巻」
佐藤先生相手に出るか！！？？必殺のフライングヘッドバット！！
、、、またミナクルマスクの活躍にご期待ください！！
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「ミナクルマスク第一話」もヨロシク。http://suda.mo-blog.jp/sintarou/cat10419986/index.html