初めてウルティモドラゴンこと、
浅井嘉弘選手をみたのは、20年前くらい前の週刊ゴングだった。
後半の白黒ページ、2ページぶち抜きで、浅井選手が紹介されていた。
その記事のメインの写真は、こんな感じだった(須田の記憶)
記事の内容は、メキシコのリングで日本人選手の浅井が活躍中、(なぜか畑と佐野には全く触れていない、次の週のゴングでは、畑&佐野のレポート掲載。このとき浅井に関して全く触れられてない記憶がある)
当時、日本は新日と全日しかない時代。
入門条件は身長180センチ以上なくてどっちの団体にも入門できない。つまり身長がない時点で、プロレスラーになりたい夢を持っていても、あきらめなきゃいけない時代。
「すごいな~。メキシコに単独で行って、レスラーになったんだな~。しかもメジャーの畑と佐野と一緒にやってるよ。すごいな~」
その時はそんな印象。
それから、ウルティモドラゴンになり、
日本に凱旋
マスコミに取り上げられ、浅井は新日の「通いの練習生」だったことを知る。、
あれよあれよという間に、、
メジャー新日のリングでエルサムライを破って、ジュニアのチャンピオンに!
その試合後に叫んだ言葉
「夢は叶うんです!」
プロレスを見すぎて、プロレス感動インポになってた僕だったが、、、
号泣!マジ。いや!ほんと!
当時、現場監督長州の時代。超肉体エリート団体で、体の小さい、その練習生。しかも通いの!住み込みじゃない!そんな選手が、、その団体のチャンピオンに勝っちゃうんだもん!
使い古された言葉
「夢は叶う」
Jポップとか、安っぽいドラマや、いろんなところで連発されるこの言葉、、。
jポップの歌詞、、
「愛してる」「君に会えなくて、、」「桜並木を、」「光のある方へ」「君を守りたい」
もはや、その時でも、コピーのコピーのような眠くなってしまう、、その言葉。
合言葉になってた言葉。
「おっけー!ロックンロール!」よりたちが悪い。
(もう、うんざりなんだよ!その言葉は!、、、だったけど、、だったけど!)
しかし、
しかし!!!、
この時のウルティモドラゴンの叫びは、、「リアル」だった。
プロレスは、、、、
世の中に認められた「競技」じゃないし、
オリンピックでもないし!ワールドカップでもない。、
でも!でも!
あの時のドラゴンの言葉は「リアル!」
リアルドリカム!
リアルドリカム!
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そんなわけで、
もちろん、
僕のルチャ漫画「ウルティモスーパースター」は、浅井さんのウルティモドラゴンのウルティモからいただいてる。
たしか、浅井さんの本によれば「ウルティモ」はスペイン語で「最後の、究極の」という意味があるらしい。
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そんな浅井さんから、こっそりいただいた
ウルティモ
漫画「ウルティモスーパースター全2巻」
明日、電子書籍になって復活です。