見掛けと、実際

今回も、「マナー」についての雑感です。

さて、通りすがりの人達の中で仕事をしていて気がついた事があります。
普通の人達の中で、一番行儀の悪いのはどういう格好をしているかです。
一見、傍若無人に見える普通の学生たちはおおむね行儀がよいことが多く、こちらの注意喚起の声によく反応してくれます。ところが、年金を貰っている様な年齢の男性が意外と行儀が悪いことが多いのです。例えば、タバコをどこでも吸おうとしたり、ポイ捨てをしたり、痰を吐いたりするのは、概ねこの年齢層の男性です。また、危ないので声をかけても無視したり、逆に「今の声の掛け方はなんだ！！」と怒り出したり、会社にクレームメールを出したりするもの大体この方々です。
タバコや痰の吐き捨てに関しては、若い連中がそれを見て真似をしている様にも見えるところが、なんとなく暗雲たる気分にさせられます。

とは言え、将来に希望を持てる事がひとつあります。それは、荷物（雑誌）を台車に載せて運んでいる時に誤って台車から溢してしまったときに無言で落ちた雑誌を拾ったり、拾う動作を見せてくれるのは、いかにもワルそうな格好をした男子学生であることが多いです。それを見るにつけ、悪そうな格好をしていても一人一人は、意外と優しい心根を持っているのだなと、安心するのです。たとえ、制服の内ポケットにタバコやライターが隠れていたとしても、その行動だけでも救いに感じるのです。
で、実際は荷物は雑誌を紐で結んだだけの塊で、紐が解けると面倒なので「ありがとう、でも大丈夫だからそのままにしていていいですよ」と言って、彼らの援助を断って自分で後始末をしています。
無論、女性の方が触れようとした場合も同様にしています。
まぁ、自分がその手の場面に出くわしたときは多分、見守るだけで何もしないだろうから、年配の男性が意外と当てにならないとは、断言できないのですけどね。

ではでは今回もこの辺で