終わってみると画は綺麗だし動きも凄いのにシナリオの熟成度が足りない感がものすごくてかなり残念な感じがしてしまうのが玉に傷でした。
話の基本軸として吹雪ちゃんの成長物語としている筈なのに、ゲーム上での小ネタと史実の出来事の織り交ぜ具合にチグハグ感が始終感じられるのがものすごく気になって残念でした。ぶっちゃけて言っちゃうと、ゲームでの人気も凄いからとにかく急いで綺麗なアニメを造っちゃおうって感じで、じゃ、シナリオはどうしよう?って事に関してあまり打ち合わせをしないで適当にでっち上げました感が透けて見えるのが非常に残念だったです。確かに鎮守府での日常パートだけでは物足りないでしょうけれども、日常パートと戦闘パートとの物語の連続性が感じられなかったので余計にチグハグ感がしてしまったんじゃないかと。
この解決方法としては、安直かも知れないですけれども、日常パートはねんどろいど的なデフォルメキャラで描く日常編と、きっちりとした頭身で描く戦闘パートの各15分アニメ構成にして30分モノとするとかの工夫が有っても良かったんじゃないかと。特にデフォルメキャラでアニメを作れば、ねんどろいどとかきゅんキャラとかデフォルメキャラのグッズの販売促進にもなって制作費的に非常に良かったんじゃない?とか老婆心ながら考えてしまったです。
さてさて…
今回の山場のMI攻略作戦に関してですけれども、鎮守府間での連絡に使う暗号が漏れているっぽいってことで司令官は爆撃で行方不明ってことにしてしまって主な命令系統を長門秘書艦に一任してしまうという荒業で乗り越えさせ、肝心の攻撃中に復帰、鎮守府から囮で出した戦力と、鎮守府の防備戦力を最低限残した全戦力をMI攻略に当てて、攻略部隊の戦力不足を補うことにしたっぽいですね。
このあたりは史実のミッドウェイ作戦での失敗の作戦上の失敗からきた教訓を活かした作戦立案な訳で。でも、現場の方では、空母機動部隊への攻撃よりもMI泊地に居た飛行場姫への攻撃に拘ってしまい危うく虻蜂取らずになってしまう所だったのですけれども、司令官の言葉をしっかり覚えていた吹雪ちゃんが長門秘書艦に対して意見具申をして、三度現れた敵機動部隊への攻撃に部隊の一部を割き、コチラも撃滅。飛行場姫も撃滅。見事作戦は成功したと言う。
これは当初、十分だと思っていた戦力だけしか無かったら出来なかった事なので、その場面に出せるだけの戦力を集中して出してきた事の成果だったわけです。この出せるだけ出したという戦力には、大和さん然り、本来、北方のAL攻略に出した戦力も途中でMIへ転進させてきたことや工廠で補修中だった翔鶴さん、瑞鶴さんもバケツ投入で戦力化して出してきたし、更に新戦力として新鋭の装甲空母の大鳳さんの投入。相手が自分以上の戦力を揃えて出してくるなら、コチラもそれ以上の戦力を出して勝てるようにする!それが今回のキーポイントなのでした。
それにしてものっけの赤城さん、敵艦爆直上!!には肝が冷えましたけれども、その投弾コースに乗った艦爆を横っ腹からの射撃で全機撃墜してしまった吹雪ちゃんの超10糎砲と九四式高射装置は伊達じゃないってことで。実を言うと投弾コースに乗った艦爆ってのは急降下している最中なので見かけ上の移動距離も大きいし、実際の速度も高いのでそれを脇から狙い落とすのってめちゃくちゃ大変なんです。まず、相手の移動コースを推測してそこまでの自艦からの距離を測距して砲身をその向きに合わせ、発射してから何秒でその予測位置に到達するかを計算して高角砲の弾頭の時限信管を設定して装弾、発砲、連射することによって初めてなされるのが吹雪ちゃんがやったことなんです。という訳で吹雪ちゃんの中に居る各部署の妖精さんたち、グッジョブ!だったのです!!
で、最後のウンチクは
大淀さん。
この大淀さんは私が大好きな砲塔を搭載している軽巡洋艦です。軽巡え洋艦にも関わらず、連合艦隊の旗艦を務めたことも有るエリート艦で、サイズの割に充実した通信設備と艦隊旗艦として提督、参謀たちが詰める専用の場所が用意されていたので、このシリーズでも秘書艦の通信担当として通信機の前に居たというわけです。もともと、大淀は潜水艦艦隊の指揮を取る為に造られ長大な航続距離と単艦で敵地に進出してもある程度の敵だったら独力で撃破出来る攻撃力を備えて居ました。潜水艦の指揮には通信能力が優れていないと役に立たないと思われていたので優れた通信設備を搭載していましたし、潜水艦艦隊の司令部も艦内に持たないといけなかったので司令部用のスペースも艦内に持っていたというわけです。
こう書くと、後方支援専門の艦だと思ってしまう方も居るかもですけれども、実際に戦史ではレイテ海戦の後、劣勢にな中、米軍の輸送艦隊とその護衛部隊がワンサカ居る湾に突撃して敵艦を沈めるだけ沈めて帰ってくるという殴り込み作戦を与えられそれを見事、完遂してきているという戦果も上げています。
また、個人的意見なのですけれども、大淀日本海軍艦艇中、最良の対空艦だった可能性が有ります。それはまず、主砲が軽巡時代の最上級から貰い受けた15.5糎三連装砲塔を二基搭載。この主砲の最大仰角が75度でなおかつ射撃速度が毎分八発。おまけに搭載高角砲が吹雪ちゃんが改になって装備した長10糎砲。もちろん、九四式高射装置も搭載です。艦後方は通信設備、司令部設備、航空機用のスペースとして使われ、機銃以外の砲配備が無かったので後ろの守りが薄いのが気になる所ですけれども、後ろに主砲がないのは戦術でどうにでもなるのであんまり気にならないと思っているです。
あと、最上さんが射出した爆弾を搭載した水上機は、水上偵察機としても使える急降下爆撃機瑞雲です。この機体も割りと好みの機体なんですけれども、水上機のクセに艦爆の代用品としても使えると言う欲張った設計だったからと言うよりも、投入された時期が制空権を失ってからだったことと、機体を操る搭乗員の質が悪くなってからだった事を考えると戦果が無いのも無理はないかと。それだけにこの機体は嫌いじゃないです。まさか、アニメで瑞雲が観られるとは驚きなので。
この話の詳しいことは公式HPとこの記事にTBをくれた方々のブログ記事を参照にしてみてくださいませ。
話の基本軸として吹雪ちゃんの成長物語としている筈なのに、ゲーム上での小ネタと史実の出来事の織り交ぜ具合にチグハグ感が始終感じられるのがものすごく気になって残念でした。ぶっちゃけて言っちゃうと、ゲームでの人気も凄いからとにかく急いで綺麗なアニメを造っちゃおうって感じで、じゃ、シナリオはどうしよう?って事に関してあまり打ち合わせをしないで適当にでっち上げました感が透けて見えるのが非常に残念だったです。確かに鎮守府での日常パートだけでは物足りないでしょうけれども、日常パートと戦闘パートとの物語の連続性が感じられなかったので余計にチグハグ感がしてしまったんじゃないかと。
この解決方法としては、安直かも知れないですけれども、日常パートはねんどろいど的なデフォルメキャラで描く日常編と、きっちりとした頭身で描く戦闘パートの各15分アニメ構成にして30分モノとするとかの工夫が有っても良かったんじゃないかと。特にデフォルメキャラでアニメを作れば、ねんどろいどとかきゅんキャラとかデフォルメキャラのグッズの販売促進にもなって制作費的に非常に良かったんじゃない?とか老婆心ながら考えてしまったです。
さてさて…
今回の山場のMI攻略作戦に関してですけれども、鎮守府間での連絡に使う暗号が漏れているっぽいってことで司令官は爆撃で行方不明ってことにしてしまって主な命令系統を長門秘書艦に一任してしまうという荒業で乗り越えさせ、肝心の攻撃中に復帰、鎮守府から囮で出した戦力と、鎮守府の防備戦力を最低限残した全戦力をMI攻略に当てて、攻略部隊の戦力不足を補うことにしたっぽいですね。
このあたりは史実のミッドウェイ作戦での失敗の作戦上の失敗からきた教訓を活かした作戦立案な訳で。でも、現場の方では、空母機動部隊への攻撃よりもMI泊地に居た飛行場姫への攻撃に拘ってしまい危うく虻蜂取らずになってしまう所だったのですけれども、司令官の言葉をしっかり覚えていた吹雪ちゃんが長門秘書艦に対して意見具申をして、三度現れた敵機動部隊への攻撃に部隊の一部を割き、コチラも撃滅。飛行場姫も撃滅。見事作戦は成功したと言う。
これは当初、十分だと思っていた戦力だけしか無かったら出来なかった事なので、その場面に出せるだけの戦力を集中して出してきた事の成果だったわけです。この出せるだけ出したという戦力には、大和さん然り、本来、北方のAL攻略に出した戦力も途中でMIへ転進させてきたことや工廠で補修中だった翔鶴さん、瑞鶴さんもバケツ投入で戦力化して出してきたし、更に新戦力として新鋭の装甲空母の大鳳さんの投入。相手が自分以上の戦力を揃えて出してくるなら、コチラもそれ以上の戦力を出して勝てるようにする!それが今回のキーポイントなのでした。
それにしてものっけの赤城さん、敵艦爆直上!!には肝が冷えましたけれども、その投弾コースに乗った艦爆を横っ腹からの射撃で全機撃墜してしまった吹雪ちゃんの超10糎砲と九四式高射装置は伊達じゃないってことで。実を言うと投弾コースに乗った艦爆ってのは急降下している最中なので見かけ上の移動距離も大きいし、実際の速度も高いのでそれを脇から狙い落とすのってめちゃくちゃ大変なんです。まず、相手の移動コースを推測してそこまでの自艦からの距離を測距して砲身をその向きに合わせ、発射してから何秒でその予測位置に到達するかを計算して高角砲の弾頭の時限信管を設定して装弾、発砲、連射することによって初めてなされるのが吹雪ちゃんがやったことなんです。という訳で吹雪ちゃんの中に居る各部署の妖精さんたち、グッジョブ!だったのです!!
で、最後のウンチクは
大淀さん。
この大淀さんは私が大好きな砲塔を搭載している軽巡洋艦です。軽巡え洋艦にも関わらず、連合艦隊の旗艦を務めたことも有るエリート艦で、サイズの割に充実した通信設備と艦隊旗艦として提督、参謀たちが詰める専用の場所が用意されていたので、このシリーズでも秘書艦の通信担当として通信機の前に居たというわけです。もともと、大淀は潜水艦艦隊の指揮を取る為に造られ長大な航続距離と単艦で敵地に進出してもある程度の敵だったら独力で撃破出来る攻撃力を備えて居ました。潜水艦の指揮には通信能力が優れていないと役に立たないと思われていたので優れた通信設備を搭載していましたし、潜水艦艦隊の司令部も艦内に持たないといけなかったので司令部用のスペースも艦内に持っていたというわけです。
こう書くと、後方支援専門の艦だと思ってしまう方も居るかもですけれども、実際に戦史ではレイテ海戦の後、劣勢にな中、米軍の輸送艦隊とその護衛部隊がワンサカ居る湾に突撃して敵艦を沈めるだけ沈めて帰ってくるという殴り込み作戦を与えられそれを見事、完遂してきているという戦果も上げています。
また、個人的意見なのですけれども、大淀日本海軍艦艇中、最良の対空艦だった可能性が有ります。それはまず、主砲が軽巡時代の最上級から貰い受けた15.5糎三連装砲塔を二基搭載。この主砲の最大仰角が75度でなおかつ射撃速度が毎分八発。おまけに搭載高角砲が吹雪ちゃんが改になって装備した長10糎砲。もちろん、九四式高射装置も搭載です。艦後方は通信設備、司令部設備、航空機用のスペースとして使われ、機銃以外の砲配備が無かったので後ろの守りが薄いのが気になる所ですけれども、後ろに主砲がないのは戦術でどうにでもなるのであんまり気にならないと思っているです。
あと、最上さんが射出した爆弾を搭載した水上機は、水上偵察機としても使える急降下爆撃機瑞雲です。この機体も割りと好みの機体なんですけれども、水上機のクセに艦爆の代用品としても使えると言う欲張った設計だったからと言うよりも、投入された時期が制空権を失ってからだったことと、機体を操る搭乗員の質が悪くなってからだった事を考えると戦果が無いのも無理はないかと。それだけにこの機体は嫌いじゃないです。まさか、アニメで瑞雲が観られるとは驚きなので。
この話の詳しいことは公式HPとこの記事にTBをくれた方々のブログ記事を参照にしてみてくださいませ。
北上さんを間一髪で大井っちのキックが炸裂。(不幸なイ?級) 更に駆けつけた、長門さんも負けずと雷巡?に、キック・零距離射撃するものだから、雷ちゃんが錨を握っていたから、敵艦の中に突っ込んで振り回すかと、期待したりと‥外れましたが。 全12話で表情が豊かな(デホルメ含む)キャラは、第六駆逐隊の暁・響・雷・電ちゃん、赤城さん、大井っち位だったみたいなので。
サントラ「艦響」聞いていたりと‥。(笑)