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『とある飛空士への恋歌』 第一二話 観ました

2014-03-25 02:40:03 | アニメ
なんか良い感じにまとめてきた~?的な感じで原作既読者的には、アリガチなあのお気に入りのシーンがハブラれた~~~~~な感覚に久々に囚われてしまったです。

そんな個人的な感情は抜きに見てみると、割りと良い感じにまとめられているとは思います。アバンで話のその回の結末部分の始めを見せて、OP以後でそれまでの経緯を見せるというやり方も1話で見せた感じで締めを意識させて悪くない感じがします。

で、私が感じたハブラれたって感じたシーンとは、センテジュアル組の寮の寮長先生。細目で神出鬼没で何を考えているのかアレな彼女の良いシーンも原作にはちゃんと有ったのに、削られてしまっていてそれがかなり残念。それに、カルの空戦中の危機を救った海猫のマークの機体の飛空士との話も削られてしまったようでそれが残念。(あ、でもまだもう一話あるからそれでこの一件はもしかしたら…)

その代わり、良かったのはレヴァームからの支援艦隊司令がニナに向かって自分の国の執政官兼王女のことを語ったくだりは、なかなか良かったですね。このレヴァームという国家に関して描いたのが前作の映画、『とある飛空士への追憶』なのですから。この映画で描いたのはイスラのお話の前、約10年以上前のことで、この時の執政官がまだ普通のお嬢様でその当時の無能な王子さまとの結婚が決まったのだけれども、彼女の居る島が戦闘に巻き込まれそうになったのでなんとか王子や王家のある本土へ移動させなければならないが、大艦隊でも本土から島へ渡れなかったので、苦肉の策として彼女の居る島で一番の空戦能力を誇る飛空士に王子の婚約者の移送を託したのがおおまかな筋でした。
映画では無事に本土に渡った後のことは全く触れて居なかったのですが、ここでその彼女が王家の中で権力を掌握し、良い施政をしてそれまで発生していた戦争を休戦、講和させて終戦。その後、その世界の謎を解く作業にかかったということがうっすらと今回と前回までの話で見えてきていて原作既読者と映画視聴組は思っていたはずです。あ、映画視聴だけではちょっとツライ…かな?

そして、実はこの「恋歌」の後の話でもこの世界感はまだまだ続いていて「誓約」シリーズでも最新刊の「とある飛空士との誓約」4巻ではニナが登場してきていてアーリー麺を披露しているのですが…それはまた先のお話ですね。
他に『とある飛空士への夜想曲』と言う全2巻のお話では『追憶』でライバル役をしていた飛空士が主人公で海猫さんと対決し、『追憶』の山場で彼と対決し撃墜されるまでの彼視点での話がなされています。この話も、なかなか良いストーリーなのでコチラは劇場版で、で、『誓約』は物語が完結次第、テレビアニメ化して欲しいですね。ただ、気になるのは『誓約』シリーズでは飛空機の動力が水素スタック電池と電気モーターではなくて内燃機関に変わっていることなのです。なのでこの広い『とある』世界の中では水素スタック電池の開発に成功した地域と、内燃機関のコンパクト化、及び高出力化に成功した地域とその両方を得た地域とが有りそうなことが分かってきました。これは原作者にちょっと解説的なことを描いて欲しいと読んでいる読者的に思ったです。何しろ、技術的なことは全部を小説の文章に入れるわけにはいかず、文面に書かれていること以外は全く判らない訳ですからね。

で、肝心の物語や登場人物的なことに移るとします。
結局、前回の空戦でイグナシオはカルのことを認めちゃったみたいで、別れ際に自分の正体も明かさずにカルのことを「クレアを迎えに来い!待ってるぞ、おにいちゃん」と声をかけます。この「おにいちゃん」って言い方はまるでアリエルを真似たみたいですから、アニメではアンマリ描かれていなかったですが、飛空科の授業でアリエルとペアを組んだ影響か、もしくは彼はアリエルに気が…だったのかもですね。
それと、アリエルにしてもカルのことを好きと思っていたみたいで、カルの口からクレアのことが女の子として好きだと聞いて、自分の好きを諦めて居る様子などかなりいじらしくて、彼女もツンデレだったんだなぁと。もし、イグナシオがニナの護衛役から開放されてアリエルのところに来られるようになったら…。
どうなるかぁ~とか夢想したりしちゃいますね。甘ちゃんのキツネとしては…

さてさて、結末にきて急に急ぎ足になったこのお話もついに次回で結末です。
イスラで世界の果てを観ると言う目的を果たした彼らがどうなるのかッて言うよりどうするかですね、それが楽しみです。

この作品の詳しいことはこの記事にTBを送ってくれた方々の記事や公式HPを参照にしてくださいませ。


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5 コメント

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サイト移転について (花鳥風月)
2014-03-27 03:43:40
いつもお世話になっております。
アニメ情報サイト「明鏡止水」管理人です。
http://anima7.info/

急な連絡になって申し訳ないのですが、2014年4月より「明鏡止水」の更新を停止して新ブログに移転します。
もしよろしければ新ブログの方でも、相互リンク・相互RSSさせて頂けないでしょうか?
ご検討頂ければ幸いです。
誠に勝手ながらこちらからはリンク・RSS設置させて頂きました。

サイト名 猫の手も借りよう
URL http://nekonotemo.net/
RSS http://nekonotemo.net/feed

度々申し訳ありません m(_ _)m
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良い感じにまとめてきた~、となると… (67式)
2014-03-28 02:27:02
…やはり最終回のラストは、カルエル君が「…クレア、今こそ約束を果たすよ…。これから君を迎えに行く…!」とか言いながら単機飛び立っていくシーンになるのでしょうか!?

なんか知らないけど良い感じにまとめてしまった、という点では、イスラを敢えて「空の果て」に突っ込ませて消滅させてしまったことが謎。
先行していた観測機が消息を絶った時点で「空の果て」がかなりヤバいモノであることは予想できていたのに、あろうことかそこへ自分たちの生活拠点を突っ込ませ、人命以外のすべてを消滅させておいて「行っちゃったね…」で済ませてしまうというミステリー…。
コレ、道中で神聖レヴァームとの接触が無くてもやるつもりであったのでしょうか?
(「空の一族」との接触の後、進路の変更が検討されていることからも、イスラは直進しかできないわけではなく、必要ならば方向転換も可能であると思われ)
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サイト移転・レス (きつねのるーと)
2014-03-28 02:39:22
>花鳥風月さま
通告承知しました。

なお、当方の都合で即応出来ないかも知れませんが四月の早い時点でのリンク対応はしますゆえ、よろしくお願いします。
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話の結末 (きつねのるーと)
2014-03-28 02:54:29
>67式さま

いやぁ~~~、原作は一応、既読ではあるのですが、原作最終回でどうなっていたのかすっかり忘却の彼方になっていて…詳しい説明が不可なキツネで、面目ないです~
確か私の記憶では、空の果てに近づきすぎると空の果てからの引力に引き寄せられてしまい、イスラの推進力程度のちからではどうにもならないらしいとだけ、原作には有ったような気がします。
まぁ~確かにそこいらへん、説明不足も甚だしいですね。

なので、次のシリーズへ続く形の結末で終わると思われるので、結末は俺たちの戦いはこれからだ!的なカルエルくんの決意で終わるんじゃないかと推測されるですy~
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ナルホド (67式)
2014-03-29 13:33:26
イスラを放棄せざるを得なかったのは、そういう理由があったのですね。
ならば一言、「我々にはもはや、イスラを止めることはできない…」的なセリフを入れるか、あるいは劇中の「これ以上進むと我々も巻き込まれるぞ!」というセリフを「これ以上進むと、イスラだけでなく我々まで空の果てに引きずり込まれるぞ…!」といった感じにした方が、より状況がわかりやすかったかと。
…ええ、私はてっきり、「イスラを空の果てに突っ込ませたらどうなるか、試してみよ~!」というお気軽実験のノリか、「今こそ空飛ぶ大地を空の果てに還し、以って伝承を成就させる…!」という宗教的ノリか、はたまた「もうフィナーレだし、ここはイスラを感動的に消滅させて盛り上げるしかないっしょ!」といった製作委員会の意向でやらかしたのかと思いましたよ…!?
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