昨日、町議会議員の半数以上が女性になった埼玉県三芳町を
紹介した折、数年前に何日も燃え続けた火災を出したアスクル
の倉庫がある町と書いた。
すると今朝の新聞に、アスクルの倉庫内で段ボール回収業務
を請け負っていた会社に約50億円の損害賠償命令の判決が出た
と報じられる。
出火原因は段ボール類が保管された部屋で作業中のフォーク
リフトのエンジンルームに段ボールなどの可燃物が入り、高音
の排気管に触れて出火したこと。
段ボールがうず高く一杯に置かれていたため、運転手は作業
スペースを作るためフォークリフトを繰り返し前後進させたと
いう。いつものことなのか、たまたま整理が悪かったのか。
フォークリフトの説明書に、排気管近くに燃えやすいものが
あれば火災の恐れがあると書かれていたから、従業員(運転手)
は着火(出火)の可能性を予見出来たはず、が判決理由。
東京地裁はアスクルの約100億円の損害賠償請求の「半額」を
認めた。ということは半分程度アスクル側にも責任があるという
ことかもしれない。
賠償命令を受けた「トータルリサイクル事業」の(株)宮崎は
この判決を受け入れるのか控訴するのか。今や何社もの階層的な
請負で成り立つ「現場」では火災や事故の帰責も複雑になる。
団地に上がる日の出(昨日)