スランプ時代の密着取材番組を観た。世界ランクのため
ポイントがつく海外の大会を巡る旅。名もなき選手に負け
傷心の石川佳純をカメラは非情に追う。
移動のバスの中、呆然として無言を続ける佳純をカメラ
が撮り続ける。撮る方も撮られる方も辛い時間が流れる。
やがて、「何か言わなくちゃいけないのね、こんな時でも」
とカメラ(インタビュアー)を睨む。
その石川佳純が若い伊藤美誠に打ち勝った。五年ぶりの
日本選手権優勝。ガッツポーズの石川佳純は泣き顔だが、
涙は堪えた。観ている方に涙が流れた。
さすがに優勝インタビューでは涙を滲ませてしばし絶句。
周囲への感謝をまず口にした。
松戸市の坂川沿い散策。古戦場、浅間神社への寄り道
を終わりやっと坂川を目指すが、国道6号、外環道と側道
の国道298号を横切る複雑なルート。
浅間神社前の大きな交差点の向きを間違えて、国道6号
が江戸川を渡る葛飾橋へ上がる取り付け道を歩いてしまい
往復600メートルのロス。
この交差点を真っ直ぐ行ってから左手の6号を渡るのが
正解だったのだが・・・、左へ渡ってしまった。
交差点に戻り、車優先の典型のような「人間様」用の
獣道をやっと見つけてリカバリーとなる。
正解ならここへ出るはずだった
やがてインターを潜る地下道となる
地上に出て外環と側道を眺める、車のための壮大な空間
二つ目の地下道を潜って振り返る、これで難関クリヤ
やっと坂川、江戸川への「河口」までは3キロ余り
坂川親水広場で休憩、小さな展望台に上る。先客だった
老夫婦が譲ってくれて広場のベンチで談笑を続ける。
江戸川の対岸、亀有駅前のビル群
スカイツリーは霞むが、ここは「チェアリング」だろう
3月上旬並みと言う暖かい日差し、命の洗濯である
中矢切橋から広場を振り返る。そう「矢切の渡し」の
矢切なのである。暗渠で来た支流が合流する。
河口に向かう前の寄り道は次回(最終回)。