朝刊で見つけた「いい話」。
外国語指導助手として石巻の万石浦(マンゴクウラ)小学校に赴任していた
米国人女性のテイラー・アンダーソンさん(当時24)は、東日本大震災で
他の教師と共に生徒たちを避難させた後、津波に呑まれて亡くなった。
指導助手の後も日本に留まり、日米の架け橋になりたいと言っていた
彼女の遺志を継ごうと、両親が基金を募り、万石浦小学校に本を寄贈した
のが始まりで、今では宮城、岩手の20余りの小中学校に「テイラー文庫」
が設置される。
テイラーさんの母校である米国の大学では、テーラーさんに感謝し、
日本との深い絆の証として後世に引き継ぐため、大学の図書室に「テイラー
文庫」を設置し、日本語を学ぶ学生向けの書籍を置く。
その本棚も、日本の小中学校の「テイラー文庫」の本棚も全て石巻の
木工作家、遠藤さん(53)の制作である。3人の子供を津波で失い絶望に
暮れていた遠藤さんに本棚の制作を依頼したのがテイラーさんの両親。
テイラー文庫があったからここまで生きてこられた、という遠藤さん。
来年4月、テイラーさんの母校の大学で行われる文庫設置の記念式典に
夫婦で出席するという。
懐古シリーズ、多摩川の中流編の続き(2012年)
羽村堰、大水時に紐一本で崩れる
羽村阿蘇神社
青梅の街
多摩川が馬蹄形に流れる青梅釜ヶ淵公園