六十歳近くから始めたロング・ウォーキングも、最近は「ロング」
を取って「ウォーキング」とした方がよさそうだ。川沿いの土手道を
長く歩く時に困るのがトイレの問題。
街中では、いざという時はコンビニという「強い味方」があるが、
街と街の間の土手道にコンビニや公衆トイレがあることは少ない。
土手の上から運動場のトイレらしい建物を必死に探すが、もちろん、
どうしようもない時は土手や河川敷の茂みなどで「立ち小便」である。
尤も、そんなことは一年に一度か二度である。
「サザエさんを探して」(朝日土曜版12/17)で、酔った波平が電柱
に立ち小便して警官に咎められるシーン(1964年12月)がある。
最初の東京オリンピックの後だから、それ以前より公衆トイレが
整備されていたとは思うが「出物腫物所嫌わず」だったのだろう。
この記事の中で、1997年からトイレを開放したしたというコンビニ
大手のローソンによれば、一日約100万人が同社のトイレを利用すると
いう。他のコンビニも含めれば500万人くらいになろうか。
波平を咎めていた警官が急にもようして来て、近くの公衆トイレに
飛び込むのが「落ち」だが、酔った波平の目には入らなかったのか、
はたまた立ち小便の気持ちよさに酔いたかったのか。
最近の散歩から「遅れて来た紅葉」