一昨日、成田街道ウォーク最終回の5日目を歩き、午後3時、
ゴールの成田山新勝寺の総門前に到着。成田駅から約1キロの
参道を歩く観光(参拝)客の半分は中国人と言ってよい。
信徒会館の広場から大きな総門を眺めながらゴールの感激に
浸る。境内の見物(参拝)は翌日とし、一刻も早く生ビールと
参道を戻り始める。
総門脇の薬師堂でスマホをかざす着物を着た外人の娘さん二人、
あまりに可愛いので、「とても綺麗よ、どこから来たの」(一応
英語で)と訊くとインドからと言う。目的の写真もOK、ポーズも
とってくれる。
さて、5日目の歩行記だが、4日目の佐倉宿が未だ終わって
いないのでやっつけよう。
鹿島川を渡ると間もなく佐倉城址のお堀端となる。明日からの
秋祭りの提灯が掛かる。
歴博(国立歴史博物館)への大きなゲートの奥は、佐倉城の
椎木曲輪へ向かった愛宕坂。歴博と佐倉城址である市民の森は
十年ほど前に房総旅行の折に立ち寄っているのでパス。
このあたり、旧成田街道は国道296号に沿う一本裏の道で、
急な上り坂となる。
国道296号へ戻る直前はまさに胸突き八丁。この最後の坂は
海隣寺坂で、荷車を後押しする「おっぺし」が活躍した。
国道に突き当たって右折しても坂道は続く。市役所入口の先、
戦国時代房総半島を支配した千葉氏の菩提寺「海隣寺」。歴代
の千葉氏頭首の供養塔を探すが見当たらず、墓地の奥らしい。
古い味噌屋さんなどを過ぎ、数百メートル上って「新町」の
交差点に着く。ここを左折すると佐倉宿の通りとなる。
その新町通り、横町、上町、二番町、仲町、間之町と続く
町割りは今も変わっていないという。
ここでちょうど12時、宿場探訪は昼飯のあと。