じんべえ時悠帖Ⅱ

「逃げ恥」と逃走論

 かなり流行おくれだが、「逃げ恥」とは「逃げるは恥だが

役に立つ」というドラマの短縮形である、ということをつい

最近知った。

 きっかけはここに以前書いた「飛び恥」。飛行機を使って

旅行することは地球温暖化防止に対し「恥」という考え方。

何か他にも「○○恥」という言葉を耳にしたなと思って検索

した結果である。

 さて、その「逃げ恥」である。

 就活に全敗し派遣切りにも会って落ち込む姪に叔母が言う

「呪いから逃げなさい」がこのドラマの主題のようである。

 「呪い」とは先入観、固定観念を指す。社会一般常識を

加えてもいいだろう。この「呪い」に縛られるから世の中、

皆悩むのである。

 学校でのいじめや職場でのパワハラから「逃げ出し」て

上手くいった例も多い。鬼の十訓に命を絶ったまつりさんも

「逃げ出し」ても良かったのだ。

 「アイデンティティーへの固執を止めよう(逃げよう)」

という主旨の「逃走論」を書いた浅田彰は、IT資本主義の

時代に落ちこぼれ、アフリカ系や女性の進出に対し「俺たち

こそがアメリカの主役」というアイデンティティーに固執

した、いやするしかなかった白人男性がトランプの熱烈な

支持者たちだという。

 そうだ、こんな難しいことを言わなくても日本には昔から

逃げるは恥の逆の「逃げるが勝ち」という名言があったでは

ないか。

 

 今回の大雪注意報は空振りに終わってやれやれである。

江戸川の新しい橋の工事現場、土手下の風景

橋から地上へのランディング部

辛うじて残った梅園、開花は未だ先の様子

土手上の橋までの繋ぎ部分は最後なのか

スロープを上る、階段より時間はかかるが楽である

土手上から新三郷方向を眺める


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
最近増えてきた奥方の言い間違いをいちいち糺す私に、「あなたは発達障害」と
反論されます。
言葉に拘るアイデンティティーとは理解して貰えません。
えめ
ワイコマ様のように社会に直接接して生きる方、店主様やじんべい様のように孤高に生きる方、どっちつかずの私は、よく精神科の御厄介になりました。病名はもと鬱病、現在痴呆。数十年前に、私の茶店へは精神科の先生方が顧客として見えました。彼等は沢山の本を読む人種でした。その中の一人が下さった[モラトリアム人間の心理構造]という本は、ろくに読まれることも無く書架に立てかけてあります。
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