昨日のラグビーW杯準決勝、初めて前後半の80分間通して
テレビ観戦した。何故ならば、ちょうど晩酌(夕飯)の時間
だったから。
「ハングリー精神の欠如では?」と試合後のインタビュー
で訊かれたニュージーランドのヘッドコーチが怒りの表情を
見せ反論。最後に「そういう質問はどうかと思う」。
確かにぶしつけだが、外人記者らしいストレートな質問だ。
ヘッドコーチが怒ったのも「半分」当たっていたのかも。
しかし、イングランドの気迫が勝ったことは間違いない。
昨日の昼間はお隣の松戸市を歩いていた。一昨日、豪雨の
25日にグランド・オープンした新しい「モール」などを巡る
約5キロのウォーキング。
いつもなら自宅からの6キロを加えて歩くが、台風(21号)
一過のカンカン照りに自重して、新松戸まで武蔵野線に乗る。
まず、地図を頼りに新松戸駅近くの小さな寺社を巡る。
常磐線を駅脇の地下道で潜って裏側の住宅街に出る。逆光の
木の葉が「秋」という感じ。
住宅街の中、クネクネ曲がる細い道は抜け道なのだろう、
乗用車がスピードを出して絶え間なく通る。抜け道だから
早く走らないと損、という心境なのか。
スレスレを通るので身の危険を感じる。「ボーっと」
歩いている訳にはいかない。
住宅街の奥、後で御神木と知る大きな樹の下を潜った先の
赤城神社は、意外にも立派な真っ赤な社殿。境内はすっきり
している。
口碑はないが、寺社寺院の検索サイトによれば、祭神は
「大己貴命(オオナムチノミコト)」。
このあたりは江戸川左岸台地の端でアップダウンが多い。
幸谷小学校の先、地図のあるかないかの細い道を上る。
街中のなのに、本当にこの道で良いのか思うほど寂しい
ところ。一連の台風で倒れたのか崖の竹林が荒れている。
小さな分岐をミスコースして、ちょっと戻って曹洞宗福昌寺
に着く。本堂と庫裏が一体化している様で、お寺さんらしくは
ないなと思うのもそのはず、メインは背中側の観世音堂、通称
「幸谷(コウヤ)観音」。
お、石燈籠の柄が珍しい「卍」だ。
大きな達磨や布袋さん、多数の石像がある幸谷観音の一番は
「野馬捕絵」らしい。が、どこにあるのかは書かれていない。
観音堂内にあるのか、博物館なのか・・・。
習志野からこの松戸一帯の台地は昔から馬の放牧地(小金牧)
で六つに分かれていたと言う。この松戸あたりは「中野牧」。
徳川幕府が年に一回馬を追い集めて、召し上げる公用馬や、
農民へ払い下げる使役用馬を選んだのが「野馬捕り」である。
松戸市のホームページからその「野馬捕り絵」を紹介する。
野馬捕りの様子は庶民にも公開され、いろいろな店が出て
賑わったと言う。
松戸に近い鎌ケ谷市あたりと思われる絵も紹介しておこう。
この寺のすぐ脇を武蔵野線が切通しの中を走る。これを
渡って先に進むが、続きは次回。