ブログを打ちながら「聴いて」いた日曜朝の「小さな旅」。
初めて日曜のブログを休む昨日、テレビの正面に座りじっくり
と観た。この日のタイトルは「おかえりの島」。
瀬戸内海に浮かぶ岡山県「六島(ムシマ)」は五十世帯弱の島。
フェリーで着いた小さな港の桟橋を渡ると「おかえり」と書か
れた札が立つ。初めて来た者にもホッコリとする言葉だ。
実際、大阪や九州に出たが定年や心機一転でUターンする人
たちも多いという。そんな六島の岸壁で、毎日夕方に開かれる
「ドラム缶会議」。
ドラム缶の火を囲んでの情報交換の集いで癒されるUターン
組も多いという。祖母が住んだこの島へIターンした若手は、
ドラフトビールの醸造所を岸壁脇に作った。
この六島で唯一人の小学生の持久走は二つの集落を往復する
海沿いの1300メートル。ドラム缶の前がスタート・ゴールゆえ
ドラム缶会議のメンバーも付き合って走る。
火を囲んで集う、災害時は特にそうだが、平常時でも何故か
こころ癒される時空である。昔々、人類が肉食獣から身を護る
火を持った時からの遺伝子のせいだろう。
散歩から花三つ