人財開発研究会(東京都中小企業診断士協会所属)のホームページ 

「ヒト」に関するスキル向上が目的。人材の育成・開発、人事マネジメント、労働法規・社会保険等が研究テーマ

2022年5月月例会は、ココロマネジメント研修

2022-05-17 17:09:00 | 月例会

 月曜日は、人財開発研究会の5月月例会。この月は、ゲスト講師で、企業経営カウンセラーでココロマネジメント(株)の岩出優氏。氏の得意分野は、心理学。中小企業診断士にしては珍しい分野が専門、ココロのマネジメントを中心に研修を行っている方だ。

 今から2千年前の古代ギリシアの哲学者アリストテレスによれば、人を動かすには3要素が必要という。ロゴス(論理)、パトス(感情)、エトス(信頼)だ。2千年しても、人間のこころの仕組みは変わらない。

 この日の研修は、組織風土作りのなかから、「承認欲求」。それに信頼関係の構築から、「世代別の違いと共通点」を深堀りした。テーマの解説、自己診断、グループ討議を何度も行い、研修を進めていく。私も現役時代の頃を思い出して、上司と部下の世代ギャップ、上司の承認・ほめること、などを思い出した。

 さて、現在研究会は、会場集合形式とzoom形式を併用しているが、zoom参加者が圧倒的になっている。会員皆、zoomの便利さを知ってしまって、集合形式にはもう戻れないようだ。そこで、懇親会などを除き、次回からはzoom中心に変えていこうと提案、承認された。新型コロナをきっかけに、zoomの便利さを知ってしまった研究会でした。

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2022年4月月例会は改正育児・介護休業法と男性の休暇取得促進

2022-04-19 09:05:07 | 月例会

 4月18日(月)は、4月の人材開発研究会。小伝馬町の会場とzoomの併用開催。リアルでの開催は、なんと24か月ぶり。見学の方も3名も見えて盛り上がる。プレゼンは、診断士で社労士の坂本直紀先生。講演や出版で大忙しの方だ。

 テーマは、改正育児・介護休業法と男性の休暇取得促進。難しいテーマだ。男性社員の8割が育休を希望しているが、その取得率は12%、相当乖離がある。代替要員が確保できない、取得する意識がない、職場がそのような雰囲気ではないなど、ハードルは高い。

 育休制度は、この4月から取得しやすい雇用環境の整備など、段階的に改正されていく。だんだん複雑になっていくようだ。

 また、育休取得のために、経営層や管理職向けに実施するポイントや、同僚の立場での実施ポイント、取得のメリットが話された。育休取得によって、職場の理解が深まり、企業イメージが向上、離職率が低下するなどが大きいと思う。最後に中小企業の取得促進例が話された。

 さすが、坂本先生、難しいテーマを要領よく説明してくれた。なかなか内容の濃い月例会でした。

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人財開発研究会のご紹介

2022-03-22 20:36:30 | 研究会の紹介

  

      ご挨拶 人材開発研究会代表 上井光裕  

 

(1)目的 当研究会は、東京都中小企業診断士協会に所属する研究会です。当研究会は、会員の知識や研究成果の共有化、または外部からの知識導入により、中小企業診断士としての経営コンサルティングスキルのうち、「ヒト」に関する専門知識、スキルの向上を図ことを目的にしています。

(2)研究内容 また内容は、人材の育成・開発、人事マネジメント、労働法規・社会保険等を研究テーマとしています。最近は、高齢者や非正規雇用者、障碍者、管理者研修、企業年金などが多く研究発表されています。

(3)月例会 研究会の開催は、月例会が中心です。原則毎月第3月曜日の18:30~20:30 中央支部事務所(地下鉄日本橋小伝馬町駅近く)で開催されます。会員発表や外部講師の講演の後、質疑応答があり、ほぼ全員が質疑に参加します。

(4)その他のイベント 東京都中小企業診断士協会のイベントにも積極的に参加しています。春秋の協会のフォーラム(新入会員の入会案内)や研究会事例発表会への参加、論文の応募、理論研修の講師、公的機関からの依頼による企業診断などに参加しています。また懇親会として暑気払いと忘年会を開催し、会員間の懇親と人脈の形成を図っています。

(5)入会条件、会費など 会員資格は、原則、東京都診断士協会に所属する中小企業診断士になります。会費は年間5千円。(10月以降入会3千円、1月以降入会2千円)見学は1回無料、スポット参加は1回1千円。

  研究会にご興味のある方、入会希望の方は、お問合せ先へメールを送信ください。月例会無料見学のご案内などを返信します。無料見学を行って、ご入会を検討ください。

 

 

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2022年3月の人財研は、無意識の思い込み~アンコンシャス・バイアス

2022-03-22 20:32:32 | 月例会

 2022年3月の人財研のテーマは、無意識の思い込み~アンコンシャス・バイアス であった。発表は幹事のY先生。一昨年定年し、プロ診断士になっている方だ。今回が最後のZOOMになるかもしれない。

 発表は、①無意識の思い込みに気づく、②無意識の思い込みとは何か、③さらにその対処方法について、お話しされた。アンコンシャスとは、無意識のこと。バイアスとは偏ったモノの見方、認知のゆがみのこと。偏見とはちょっと違う。アンコンシャス・バイアスの例としては、ステレオタイプや、ハロー効果、正常性バイアスなどが知られている。

 正常性バイアスは、最近よく聞く。周りの変化や危機的状況が迫っていても、私は大丈夫と、自分の都合のいいように思ってしまうこと。地震や台風でも、自分は大丈夫と、根拠のない自信を持つことだ。

 無意識の思い込みの事例や、発表者の経験に基づく事例等も交えてお話しされ、充実した時間であった。

 

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2022年2月の人財研は「すぐに使えるコーチングスキル」

2022-02-22 09:35:02 | 月例会

 2月の人財研のテーマは、「すぐに使えるコーチングスキル」。高橋会員の発表であった。主な内容は、タイプ分け、話を聞くスキル、アクノレッジメント、アサーティブ。中小企業診断士の発表は、理論だけではなく、実践、それもすぐに使えるものが重要だ。その点で「すぐに使える」「スキル」はいいテーマだ。

 タイプ分けにかなりの時間を割いていただいた。アクノレッジメントとは、「承認」だ。そしてアサーティブは「さわやかな自己主張」。

 この日は見学者が2名。活発な議論があり、雰囲気もいい。そして、4月の研究会更新に当たって、会則の改正も話し合う。来月は、アンコンシャス・バイアスの話。最近聞くようになったワードだ。愉しみ。

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2022年1月の月例会は「組織の力学」

2022-01-18 16:02:22 | 月例会

 1月17日(月)は、1月の月例会だ。齊藤会員の「組織の力学を科学する」がテーマ。齊藤会員は技術系だけあって、量子力学や遺伝子のことを混ぜながら、日本の組織の力学についてお話を頂く。

 日本の人材の状況(写真)や、新しい資本主義での人材投資、EUの人的資本のISO30414、心理的安全性、など。エンゲージメント(相互理解・相思相愛)はわかるが、エンタグルメント(量子のもつれ)など、初めて聞く単語だ。

 最後は、個人と組織の類似性と相補性が最適されたときに組織の力学は最大化する。「エンゲージメント」と「エンタグルメント」な組織がよい、そうだ。一度聞いただけではなかなか理解が難しいね。

 量子力学では、テレポーテーションが可能なんだそうだ。量子力学とは不思議な世界だ。これを使って量子コンピュータを作る研究が盛んだ。とにかく、この研究会でなければ聴けない話であった。

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2021年12月の月例会は資格にチャレンジ&Zoom忘年会

2022-01-17 16:09:15 | 月例会

 2021年12月の月例会は、上井会員、テーマは「資格に挑戦」。企業内診断士向けのイベントで発表した内容のもの。企業内診断士がこれから何を学習していけばよいかの講演だ。

 それが終わって、飲み物とおつまみを持ち寄って、Zoom忘年会。いつになく盛り上がって、今年も終了した。

 

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2021年11月の月例会は、「人財育成コンサルティング」講演

2021-11-19 06:16:36 | 月例会

 人財開発研究会11月例会は、外部講師の入江様の「人材育成コンサルティング~人と組織が輝く3steps」であった。入江様は、入江感動経営研究所の代表、中小企業診断士で、企業研修を専門にしている方だ。

 内容は、多岐にわたったが、人と企業が輝く3steps、①現状分析・言語化、②理想の会社の設計図を描く、③PDCAを回すフォーマット、そしていくつかの事例の紹介だ。さすがに研修を専門にしている方だけあって、受講していて研修に引き込まれていく、プロ中のプロの講演であった。

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2021年10月の人財研は離職リスク低減のためのテキストマイニング

2021-10-18 21:42:18 | 月例会

10月の人財研は、ちょっと変わったテーマ、「離職リスク低減のためのテキストマイニング」。新入会員の小松会員の発表だ。

 新入社員や外国人は離職リスクが高い。その兆候をつかむ方法として、テキストマイニングを使おうという。発表に際していろいろな分析をしているが、一番特徴的なのは、ある企業さんの採用試験の課題作文のマイニングだ。

 作文の使用語をマイニングして、退職者・在職者に分けると、内向きと外向きの使用語にはっきりとした傾向が出てきたそうだ。つまり、離職リスクの高い人をあらかじめ推定できる可能性があるというものだ。なかなか面白い研究であった。

 頻出語の「共起ネットワーク」図を初めて見たが、これはテキストデータから比較的簡単にネットワークが書けるそうだ。今回は、ややレベルの高い内容だったかな。

 

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2021年9月の月例会は、危機管理・広報マインドと人財開発

2021-09-22 07:02:39 | 月例会

 7月はZoom暑気払い、8月は夏休みだったため、9月は久しぶりの月例会。今月は、会員の西郷氏による、「危機管理・広報マインドと人財開発」でした。氏の会社員時代の経験などを含めて、広報についての解説。広報について、映画ローマの休日のワンシーンも入り、面白いプレゼンでした。

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