山城通学圏の上位校である南陽高校と城南菱創高校について、現時点では
各校のホームページで2018春の大学入試合格実績は発表されていません。
それで、この2校の合格実績を検索されている方が多いのか、このブログに
「南陽」「城南菱創」「合格実績」という検索ワードでたどりついた方が
多くなっています。
ただ、すでに『京都府公立高等学校スクールガイド2016』が発行されており、
各校のページには合格実績の概要が記載されています。その数値をまとめて
みると以下の通りになります。
こちらは、現役国公立大の合格者数です。
(数字の2014は、2014年3月卒業生という意味です。)
大学図鑑! 2021 有名大学83校のすべてがわかる!
グラフを見て気がつくところを以下補足します。
・2016は南陽が増え城南菱創が減っています。この年の卒業生は南陽高校
近年の最高の倍率であった年の入学生なので、例年より入学時点の学力が
高くなっていたことが考えられます。
(参考)南陽高校の年度別の受検者数/合格者数
・2016は西城陽と東宇治の数字が下がっています。各校の内訳を見ると、
地方公立大など国公立大の中でも難易度の低い大学の合格実績が減って
います。そのため、生徒の学力が下がったというより無理に国公立大を
優先して受験しなかったのかもしれません。
(参考)近畿外の国公立大+滋賀県立大+奈良県立大の合格数
国公立大の合格者数が多いほど学力が高いのか、その高校で伸びたのか
一概に言うことはできませんが、ひとつの指標ではあります。これから
京都市内の難関公立高校も含めて公立高校の話を聞く機会が多くなるので、
そこで詳細を確認したいと思います。