今回は模擬テスト前に、事前課題の問題を解いて、見直しをして、
さらに不安のあったところの類題を解くことを推奨し、中1中2には
学習計画表を配布し、計画を立ててすすめてきました。
(中3は日常から学習計画を立てているので計画表は渡していません)
ただ、課題を使ってどこまでやるのかにより身につくことは違います。
同じ課題をやっても、どれだけ伸びるかは人それぞれ。どのあたりで
差がつくのでしょうか。項目別にまとめてみたので、気になる人は
心当たりはないかチェックしてみてください。
<問題を解く>
やるのは当然ですが、考えるべきところは考えて解けているかどうか。
「難しそう」「わからなさそう」と問題を丁寧に読む前に決めつけて
ろくに考えもしないのでは力はつきません。
<見直しをする>
解答を見て赤で正解を書き写すだけで終わるなら、この「見直し」の
項目でほとんど力はついていないと言えます。解けなかったところは
解説を見て解き方を理解できたかどうか、また解けなかった原因はなん
だったのかを考えてみることが大切です。
解答は配っているので、わざわざ問題に赤で解答を書き写す必要はない
といえばないのですが、赤で書くと視覚的に「やった感」があります。
この「やった感」で燃え尽きないようにしたいですね。
<類題を解く>
見直したあとに心配なところをよく似た問題を探して取り組むこと。
課題をやりきって達成感を感じてしまい、そもそもやらない人が多い
かもしれません。練習試合でカーブを打てなかったら、そのあとに
カーブを打つ練習をしますよね。不安なところは練習しますよね。
やらない人が多いということは差がつくところです。
<周辺知識を広げる>
徳川吉宗の政策で「目安箱」が問われたなら、目安箱だけをチェック
するのではなく、合わせて公事方御定書や上米の制なども調べて確認
すべきですよね。もっと言うなら、新井白石、田沼意次、徳川吉宗、
松平定信、水野忠邦らの江戸の政策を確認し直しておくと万全です。
目安箱だけか、その周辺まで確認するのかで大きな差になります。
いずれも注意したいところですが、<問題を解く>と<見直しをする>
については量は決まっているのに対し<類題を解く>と<周辺知識を
広げる>はどこまでやるのかは人それぞれであり、量は無限大∞です。
だから、ひと通り取り組んだとしても「1」しか力がつかなかい人も
いれば「100」の力をつけた人も出てくるということです。最低限の
ことだけをするのは受け身の姿勢であって自分の成長のためではあり
ませんよね。いつも、どうすれば「自分の力がつくか」を考えて取り
組みたいですね。
最新の画像もっと見る
最近の「お知らせ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事