今年も夏季休暇の季節となりました。
昨年2月から新型コロナの影響で在宅勤務となって以降、昨年から引き続き本年も夏季休暇と言っても、県をまたぐ移動が制限された状況になっています。まあ制限と言っても法的拘束力のあるものでは無いのですが、約1年半以上、行動を制限する様な社会状況に置かれてしまい、今年の夏休みも映画三昧で過ごしています。
昨日はHISTORYチャンネルで「スキンウォーカー牧場の超常現象」というものを見ていました。1話が約40分程度のもので、全8話で構成されていて、昨日から今日の午前中にかけて一気に見ていました。
この番組はドキュメンタリーを模した番組ですが、実際に行われた超常現象に関する調査の事実を基に構成された番組で、そこで扱われているのは、アメリカ合衆国ユタ州にある「スキンウォーカー牧場」で実際に起きている様々な不可思議事象を題材にしています。
この概要については、以下の動画を見て下さい。
超常現象多発!? アメリカの牧場スキンウォーカーランチ【The Dave Fromm Show 陰謀コーナー ベスト・セレクション】
この動画と重畳する内容ですが、まずはスキンウォーカー牧場について紹介します。
このスキンウォーカー牧場とは、以前から超常現象が多発する場所として知られており、UFOやビッグフットの目撃、またポルターガイスト現象からキャトルミューティレーションと言った様々な怪奇現象が報告されており、伝承によればナバホ族とユタ族と土地の争いがあった場所で、その際にナバホ族が呪いをかけた場所と言われています。
この牧場に興味を持ったアメリカの大富豪のピゲロー氏は、20万ドルでこの土地を買い取り、大々的に調査を実施しましたが、結果として様々な超常現象が確認されたものの、その調査結果は「極秘事項」として封印されてしまい、公開される事はありませんでした。
ピゲロー氏と言えば、ピゲロー・エアロスペース・アドバンスト・スペース・スタディ(BAASS)社の経営者で、近年ではアメリカの航空宇宙産業に参画している大富豪です。この調査についても国防総省から資金提供を受けて実施したと言われています。しかしその事から調査結果が「極秘事項」となってしまったという事もあるのかもしれません。
この牧場を2016年に購入したのが、今回「スキンウォーカー牧場の超常現象」というドキュメンタリー番組で紹介されている、ユタ州の不動産王、ブランドン・フューガル氏で、彼は天体物理学者のトラビス・ティラー氏を筆頭としたチームを結成し、2019年にこの牧場の調査を開始しました。
牧場のオーナーであるブランドン氏は、先のピゲロー氏の調査結果が「極秘事項」となってしまっている事から、今回の調査は全て「公開」で行う事を決め、ヒストリーチャンネルと共同で今回の番組の制作を行ったと言われております。
今回の調査結果では、様々な興味深い結果が得られていました。
◆強力な電磁波の確認
牧場の様々な箇所で強力な電磁波が確認されていて、その電磁波も移動している様子が確認されていました。またこの牧場の上空には強力なガンマ線エリアがあり、気象観測用の測定装置を打ち上げたところ、そのガンマ線により測定装置が破壊され、その気象観測装置も行方不明になってしまったのです。
本来、地面からガンマ線が放射されるというなら、まだ隠された場所からガンマ線が照射されるという事で理解できるのですが、今回は地上よりも空中の方がガンマ線がより強力になっている事から、通常の地球上で考えられるものとは異なり、地球外由来では無いかという推測まで為されていました。
◆地中に隠された謎
この牧場では、過去のオーナーの経験によると、地面を掘り返した人には必ず災害が訪れると言われており、今回の調査チームに参加した科学者でもある牧場管理責任者トーマス・ウィンタートンは以前に土地を少し掘り起こしたところ、原因は判りませんが頭蓋骨と頭皮が分離して腫れあがるという奇妙な症状に見舞われ、過去に入院を余儀なくされていました。
そういった過去の事から今回は地中を掘り起こすのではなく、地中レーダー装置と地面の電気抵抗測定により、地面の下を調査したところ、ドーム型の何かしらの構造物が発見されましたが、掘削をしてみると、その構造物は思いの他堅い物質で出来ている事から、掘削機で調査する事は出来ませんでした。
◆放射線による被ばく
この掘削による調査に先立ち、掘削地域の周辺をトラビス・ティラー氏が検索、井戸らしき場所の蓋を開けたところ、強力な放射線に被爆してしまい、トラビス氏が放射性の火傷をおってしまうという事もありました。しかし不思議な事なのですが、後日、別の人が同じ井戸の蓋を開けたところ、自然界にある程度の放射線量しか確認する事が出来ず、トラビス氏の受けた放射線被ばくの謎は深まるばかりとなったのです。
◆謎は深まるばかり
今回の調査は二か月程度のものでしたが、その最中、キャトルミューティレーションで若いメス牛一頭が不審な死にかたをしたり、試しに買い始めたアルパカが謎の生物から襲われたりもしました。また牧場内には複数の監視カメラを設置しているのですが、キャトルミューティレーションが発生したカメラ映像にはUFOが移り込んでいて、そのUFOに牛が反応している様子まで捉えられたのです。
空中にある強力なガンマ線領域、また牧場に近接するメサ(岩山)も夜中に発光したり、そこにUFOの移動まで確認され、このメサの地中には何かがある事も疑われる事になりました。今回の調査結果で、このスキンウォーカー牧場の謎はより深まる事になりましたが、牧場のオーナーであるブランドン・フューガル氏は調査の継続を考えている様です。
また天体物理学者であるトラビス・テイラー氏の処には、とある政府機関から連絡が入って来たという事で、今後の展開がとても気になります。要は政府機関でも今回の調査について注目していたという事なのかもしれません。
今回、ヒストリーチャンネルの番組であり、そのレビューではこの動画を「やらせ」として評価をしているコメントが多数ついていました。しかし番組の最期にはユタ州司法長官も出演している事もありますので、番組として演出している部分は否定できないものの、かなり俊逸なドキュメンタリー番組だと私は考えています。
私達が生活するこの世界には、多くの謎があります。よく「科学的な証拠」という事が言われますが、考えてみれば人類のいま持っている科学力は万能ではありません。恐らくこの世界のごく一部について解析されているに過ぎない状況では無いでしょうか。だから単純に今の科学力を基準にして、そこで肯定できない事は「まやかし」「デタラメ」というのは、あまりに早計な気が私はしています。
スキンウォーカー牧場の調査については、今後も注視していきたいものですね。