自燈明・法燈明の考察

悩乱状態なのか、日本政府は

 梅雨が長引いていますね。
 今日もひんやりとした陽気で、朝から雨模様。家の中と言えば洗濯物が部屋干しの状況が続いています。
 昨日は東京方面の出社しましたが、今日は自宅でテレワークをしています。テレワークと言っても生活リズムを崩すのは良くないので、朝はいつも通り起きて、朝の報道番組を時計代わりに見ています。
 そんな朝の報道番組で話題になっていたのは、昨今、東京で感染拡大している新型コロナウィルスですが、その感染状況が「エピセンタ化している」という事が話題として出ていました。
 国内の感染状況は、第一波の感染拡大は「武漢型」、第二派は「欧米型」、そしていま都内で流行しているのは「東京型」となっていると言うのです。どうやらウィルスの遺伝子が変異しているらしいのです。
 この事は昨日の参議院の中でも取り上げられていて、「このまま放置すれば、日本はニューヨークやミラノの様な惨状になってしまう」という事でした。



 この結果を受けて安倍政権は、「東京都民を外してGOTOトラベルは継続する」という結論だそうで、この「東京都民を外して」という事に、旅行代理店など現場は大混乱しているらしいです。

 またこの時期でこんな政策を進める政府もどうなのか、と思ったりしたのですが、そのキャンペーンを心待ちにしていて、この政府判断に落胆、混乱している人達がいる事にも、私は少し驚いたりしました。

 世界的に新型コロナウィルスのパンデミックも収まっていないのに、多少、感染者が減少しただけで「もう安心」と従来通り国内旅行を計画していた人も居たんですね。

 まあだから感染拡大が再度、勢いを増してきたのかもしれませんが・・・

 この朝の報道番組には、このGOTOキャンペーンを推進した国会議員が旅行業界の苦境を切々と語り、このキャンペーンがその業界関係者を如何に救う政策であるかを力説していました。

 確かに旅行業界に関係する人達は沢山いますが、感染症拡大で健康被害を受ける国民の事を、この国会議員は一体どの様に考えて至るんでしょうか。この議員の言を聞きながら私はそんな事を考えていました。つまり感染症拡大というリスクを国民に課しても、旅行業界を活性化させるという事を考えているんですよね、いまの政府は。

 政府とは「投入する資金の選択と集中」を行う立場ですが、今の段階では、秋口からくるであろう感染拡大に対して、医療機関や医療従事者、そしてその時に日本社会に対してできる対策に資金を集中すべきですが、なぜか「国内旅行にみんなで行きましょう!!」という感覚になるのか、私には全く理解できません。

 感染拡大で影響を受けるのは、何も旅行業界に限った話ではないし。感染拡大のリスクがある旅行を後押しするという政策はおかしくないですか?
 政府の打ち出す政策もおかしいですが、その政府の政策をそのまま飲み込み、それに乗っかってしまう国民の中にある「雰囲気」もおかしい感じがしてなりません。まあ政府を選択したのは国民なので、結果としては政府と国民というのは連動するものなのですが、どうも政府は「悩乱状態」にある様に思えてしまいました。

 実際には自民党の二階氏あたりが、旅行業界から陳情を受けて「よっしゃよっしゃ!やったるわ!」と決めた政策なんでしょうけどね。。。

 来週以降、国内の感染状況はどの様な事になるのか、注視すべきかと思いますよ。



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