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<新型肺炎・武漢肺炎>日本の対応は甘すぎ…新型肺炎、ロシアは帰国者をシベリアへ

2020-02-08 13:19:24 | 医療・疾病・疫病・パンデミック・新型コロナウイルス

日本の対応は甘すぎ…新型肺炎、ロシアは帰国者をシベリアへ

社会・政治 投稿日:2020.02.07 22:53  Smart FLASH

 

2月7日、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の

乗客のうち、新たに41人から新型コロナウイルスの陽性反応が検出された。

現在、船内で明らかになった感染者は61人。新型肺炎の感染がどこまで広がるのか、

日本はもちろん世界中で警戒が続いている。

 

 各国は、新型肺炎の脅威に対し、どのような対策を取っているのか。

イギリス在住の著述家・谷本真由美さんは「緊迫感は日本より高い」と明かす。

「1月25日の週、国立病院では、国内の感染者が大量に死亡することを前提に、遺体の

取り扱いマニュアルが配布されました。

 武漢からの帰国者は軍事基地に運ばれ、14日間隔離されます。住宅地や市街地から

かなり離れた軍事基地ということは、国内で感染が広まる可能性をできる限り避けたい

からでしょう。

 2月4日には、武漢にいる自国民に対し、国外避難の勧告を出しました。

イギリス政府は、新型コロナウイルスを甘く見てはいない」と語る。

 軍事基地への隔離は、7日時点で感染者が12人となったアメリカも同様だ。

1月31日、アメリカ政府は「公衆衛生の緊急事態」を宣言。武漢から退避した自国民を

空軍基地に2週間隔離、中国に滞在歴のある外国人の入国拒否といった措置を取っている。

アメリカでこうした隔離命令が出されるのは、50年ぶりだという。

 

 オーストラリアでも、15人の感染者が出ている。2月3日には、武漢に滞在する

自国民のうち、243人をチャーター便で帰国させた。帰国後は、2600kmも離れた

クリスマス島で、最大2週間隔離する。

 

 中国と国境を接するロシアでは、中国への列車の大半を運休とし、国境の検問所を

すべて閉鎖した。さらに5日には、武漢から避難させた自国民を、シベリアのキャンプに

送り、2週間隔離することが発表された。このように、多くの国で大規模な隔離政策が

取られている。

 

 一方、日本は武漢へチャーター機を飛ばしたものの、帰国者への対応は他国に比べて

ゆるい。受け入れは、民間ホテル、医療機関、そして警察大学校などだ。

 

 谷本さんがこう話す。

「イギリスでは連日、アメリカの次に日本の状況が紹介され、ほかの欧州諸国より

扱いが大きい。日本は中国に近く、訪日人数もきわめて多いのに、住宅地に近い

民間ホテルで隔離とは……。中国に滞在する日本人に対して避難勧告も出しておらず、

対応の甘さが疑問視されています」

 

 2月7日時点で、中国国内の死者は636人、累計感染者数は3万1161人となった。

日本での感染者数は86人。

各国でワクチン開発は進んでいるが、予断を許さない状況が続く。

 


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