中国マスコミ、西側のCOVID-19ワクチンを痛烈批判
先週、中国の複数の国営通信社はファイザーをはじめとする西側のCOVID-19ワクチンを批判した一連の
記事を掲載した。記事では中国開発のワクチンのほうがより安全で安価と指摘されている。
ロイター通信が報じた。
ロイター通信によれば、こうした記事は、中国のワクチンがブラジル、インドネシア、トルコなどの
諸国での承認後、その成分についてのデータ公開が不十分として西側が批判を展開した後、掲載されて
いる。
中国共産党の公式的な新聞であるThe Global Times紙、 People’s Dailyは先週1週間で10を超える西側の
ワクチンおよびその接種方法を批判する記事を掲載した。
記事はファイザーとバイオエヌテック開発のワクチンの接種後に起きた死亡例にアクセントを置いており、
ノルウェーで接種した中にはコロナウイルスに感染するまでに健康問題を抱えていた人がいたと指摘して
いる。
Global Times 紙もまた「COVID-19による死亡率を故意に引き下げ」、中国のワクチン使用を退ける目的で
ファイザーのワクチン推進プロパガンダを行っていたとして米国、英国の大手ニュース通信社を非難した。
12日付けの Global Times紙の報告にはファイザーのワクチンによる死亡率調査が終わるまでオーストリア
は 同社のワクチン接種の停止を検討すべきという中国人専門家らの発言が引用されている。
同紙はまた中国製のワクチンはより安価で簡単に輸送できるとうたっている。