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リビア南部の航空基地に攻撃、141人死亡

2017-05-21 22:20:20 | 戦争・内戦・紛争・クーデター・軍事介入・衝突・暴動・デモ

リビア南部の航空基地に攻撃、141人死亡

2017年05月20日 09:24  AFP

イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還したリビア・ベンガジ南郊のカンフダをパトロールする民兵組織「リビア国民軍」のメンバーら(2017年1月28日撮影

【5月19日 AFP】リビア南部で18日、国連(UN)が支援しているリビア統一政府(国民合意政府、GNA)側の民兵組織

「第3軍(Third Force)」が、ハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)退役将校傘下の民兵組織「リビア国民軍(LNA)」のブ

ラク・アルシャティ(Brak al-Shati)航空基地を攻撃し、141人が死亡した。リビア国民軍が19日発表した。

 

 リビア国民軍の報道官は「兵士らは軍事パレードから戻ってきたところで武装しておらず、その大半が『処刑』された」と

述べ、犠牲者のほとんどは戦闘員だったが同基地に勤務していた民間人や近隣住民も死亡したと明らかにした。

 

 統一政府とその国防省は19日、いずれも攻撃を非難し、そのような攻撃を命じていないと発表した。統一政府は同日

夜、声明を発表し、調査委員会を設置するとともに、マフディ・バルガティ(Mahdi al-Barghati)国防相を停職処分と

し、責任の所在が判明するまで第3軍のトップをその任から外すと発表した。

 

 リビアは、独裁者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が倒れた2011年以降混乱が続き、現在は同国北西部

に位置する首都トリポリ(Tripoli)の統一政府と東部トブルク(Tobruk)に拠点を置く対抗政権、そしてそれぞれの政権

を支援する各勢力が戦闘を続けている。リビア国民軍は統一政府を認めておらず、東部の政権を支持している。

 

 約1か月前にはリビア国民軍が、リビア南部の主要都市セブハ(Sebha)近郊で第3軍管理下の航空基地を攻撃して

いたが、今月2日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ(Abu Dhabi)で行われたハフタル氏と統一政府のファイズ・シ

ラージュ(Fayez al-Sarraj)暫定首相の調停協議を受けて、この攻撃は中止されていた。

 

 リビア国民軍が支持している東部の議会の議長は、西部の都市ミスラタ(Misrata)を拠点とする第3軍が「アブダビで

結ばれた停戦合意に対する重大な違反」をしたと非難した。



グテレス国連事務総長、リビア南部の衝突に懸念
 
2017-05-21 15:57:55    中国国際放送局
 
 

  国連のグテレス事務総長は20日、報道官を通じて声明を発表し、リビア南部で起きている衝突で多大な死傷者が出た

ことに懸念を示し、各側は抑制を保ち、地元情勢の早期安定を図るよう促しました。

 

 グテレス事務総長はさらに「リビア問題は軍事手段を通じて解決できるものではない」と強調し、互いに政治対話を約束

し、これに向けて努力するよう各側に呼びかけました。

 

 報道によりますと、リビアの退役将軍ハフタル氏が率いる『国民軍』はこのほど、南部の空軍基地で別の武装派閥と衝突し、現場で集団処刑が行われ、141人が死亡したということです。