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<中国報道>アジア太平洋で孤立を深める日本

2017-05-21 22:33:32 | 外交・海外支援

アジア太平洋で孤立を深める日本

 2017-05-21 11:21:44    中国網
 

トランプが大統領選で反中の発言を繰り返していたことは、最近の米中関係の新たな発展(「例外なく最も重要な二国

間関係」)とは対照的で、まるで夢だったかのようである。シンガポール紙『ストレーツ・タイムズ』が伝えた。


メディアの最新報道によると、ホワイトハウスは、米中が達成した貿易協定を評価している。こうした協力ムードの下、

ワシントンは、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)サミットへの参加にハイレベルの代表

団を派遣した。トランプによる米国のインフラ再建計画に中国が参加し、米国もアジアインフラ投資銀行(AIIB)のメン

バーになるとの噂もある。米国と中国の間にはこれまで、筆者を含む多くの人が予言したような貿易戦は出現してお

らず、貿易面ではむしろ熱愛といった状況である。目下の状況は間違いなく、興味深く積極的なものと言える。


状況は悪化する可能性もあり、「乾杯」を始めるのはまだ時期尚早である。だが現在の流れは、筆者が強調して来た

観点を裏付けるものとなっている。日本が世界、とりわけ周辺地区からズレ始めているという観点だ。


第2次世界大戦で敗戦した日本は、米国の一番の敵から一番のお気に入りに変わった。だが日本は1995年以降、

坂を下り始め、経済はますます強まるデフレの中で停滞している。中国のGDPはすでに日本を超えている。


日本はかつて中国を侵略した。多くの日本人は中国を軽視し、日本が中国で犯したさまざまな人類に対する罪を認め

る必要はなく、謝罪など論外だと考えている。安倍首相は就任後、ワシントンにすりよって、米国の力で中国を押さえ

込もうとして来た。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を強力に推し進める一方、北京が主導するAIIBには米国に

追随して参加せず、アジアの主要エコノミーで唯一の非参加国となった。真珠湾は訪問したが、南京に行くことは拒絶

した。トランプが大統領に当選すると、安倍首相は外国の首脳としていち早く挨拶に訪れた。暖かい風の吹くマー・ア・

ラゴにも足を運んだ。中国を攻撃するトランプの弁舌は、安倍首相の耳には心地よい音楽に聞こえたことだろう。


だが風向きは変わった。その変化は唐突で、予想外で、激しいものだった。中米両国が二国間貿易協定を締結し、

「一帯一路」サミットに米国が参加するなど、中国と米国の指導者の間の好感は深まっている。東京はそんな中、捨て

られた愛人のように、何もかもなくしてふさぎこんだ様子をしている。