金委員長、南北首脳会談へ「満足のいく合意」 国営通信
【3月6日 AFP】(更新)北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は6日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長と
韓国の特使団が朝鮮半島の緊張を緩和する方策について協議したと報じた。
金委員長は南北首脳会談をめぐり「満足のいく合意に達した」と伝えている。
同通信によると、金委員長は、5日に平壌入りした特使団を「温かく歓迎」し、夕食会を主催。
「韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領からの南北首脳会談の意向を伝えられ、韓国側と意見を交わした上で、
「満足のいく合意に達した」という。
金委員長はまた、「朝鮮半島の深刻な軍事的緊張を緩和し、幅広い対話や接触、協力、交流を活発にするべく、諸問題について
突っ込んだ意見交換をした」としている。
特使団は北朝鮮側に米朝協議を働きかけている。
韓国特使団 正恩氏と4時間以上面会=首脳会談関連の合意も
2018/03/06 08:45 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の
面会と夕食会が5日に朝鮮労働党の本館で開かれたと、韓国青瓦台(大統領府)が6日、伝えた。韓国人が労働党本館を訪問したのは
初めて。
面会と夕食会は午後6時から計4時間12分にわたり行われたという。
面会には先月の平昌五輪開会式に合わせ特使として訪韓した金委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長のほか金英哲
(キム・ヨンチョル)党副委員長兼統一戦線部長らが参加。夕食会には金委員長の夫人、李雪主(リ・ソルジュ)氏や
祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長、統一戦線部のメン・ギョンイル副部長らが出席した。
青瓦台幹部は「(特使の訪朝は)結果が伴い、失望的なものではないと承知している。一定の合意があったようだ」と話した。
特使団と金委員長は南北首脳会談に関しても合意したとされる。