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韓国にとって日本との安全保障協力は選択ではない

2016-06-19 23:42:38 | 韓国

2016/6/19 朝鮮日報

韓国が北朝鮮問題に適切に対処し、非核化によって韓半島(朝鮮半島)の平和統一を実現するには、

何よりもまず中国との関係が非常に重要であることは 誰もが知っている。

 

その一方で韓国はかつて日本の軍国主義による侵奪を経験したことから、安全保障政策で日本とは絶対に協力してはならないという強迫観念 も非常に根強い。

確かに過去を反省しない日本と手を握ることは非常に気分の悪いことだ。

集団的自衛権を容認することで事実上の解釈改憲を断行した日本は、 今や戦争のできる国として韓国の脅威になったという認識も広まっている。

さらに韓日間による安保協力が進めば、韓国、米国、日本による三角協力体制が強化 され、

韓国が中国包囲網に一方的に取り込まれることへの懸念もある。

 

 しかし日本と協力することは、実は韓国の安全保障に とって非常に重要なのだが、この点はどうも見過ごされやすい。

冷戦時代、韓国の安全保障政策を支えてきたのは、言うまでもなく共産圏に対抗する韓米日の協 力体制だった。

今では冷戦が終わり中国とロシアもわれわれの友人になったが、一方で北朝鮮が韓国にとって安全保障上の最大の脅威であることに変わりはな い。

この構造は北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)体制が構築されたことで

逆に一層強くなり、それに伴う不安定性あるいは予測不可能といったわれわれを苦 しめる状況も以前にも増して深刻になっている。

これは専門家たちの一致した見方だ。

 

 これまで韓国は経済成長を成し遂げ、自 主国防の力を高めたことで、通常戦力では北朝鮮よりも優位に立ちつつある。

そのため韓米同盟さえしっかりしていれば、北朝鮮の脅威には十分に対応できると の見方もある。

 

しかし平時ではなく有事の際について言えば、韓国の安全を維持するには、日本との協力は避けられない。

その理由はまず米国の東アジア戦略に ある。

米国は同盟国である韓国、そして日本が北朝鮮という脅威に一致して対処することを前提に戦略を立てている。

つまり韓日両国が協力しなければ、三角形 の一辺が未完成の点線になってしまうのだ。

もし韓半島で戦争が起こった場合、米国の支援は絶対に必要だが、

米国が韓国を守り切るには在韓米軍だけでなく在 日米軍も韓国の防衛に参加しなければならない。

日本に国連軍司令部の基地が7カ所もあるのはそのためだ。

海軍、空軍、海兵隊が主軸の在日米軍と、陸軍が主 力の在韓米軍は同じ地域で共に行動する一つの単位だ。

 

また日本の自衛隊による後方支援、具体的にはさまざまな物資や弾薬など軍需面での支援も韓半島で作戦 を遂行するためには絶対に必要だ。

これを可能にするため韓日両国は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)はもちろん、物品役務相互提供協定(ACSA)も 締結し、

制度面でこの体制を固めておかねばならない。(寄稿・・・パク・チョルヒ:ソウル大学日本研究所長、国際大学院教授 )

一体、どうすりゃいいのさ!

必要なものばっかりで。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。