イラン革命防衛隊の司令官、旅客機撃墜の責任認める 「巡航ミサイル」と誤認
2020年1月11日 20:52 発信地:テヘラン/イラン AFP
イラン首都テヘランのイマム・ホメイニ空港付近で、ウクライナ機が墜落した現場に集まった救助隊(2020年1月8日撮影)。
【1月11日 AFP】(更新)イラン革命防衛隊(IRGC)の航空宇宙部隊司令官は11日、ウクライナの
旅客機が撃墜され乗客乗員176人全員が死亡したことについて、全ての責任を認めると述べた。
同部隊のアミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)司令官は国営テレビが放映した映像で、
「全ての責任を負い、下されるどんな決定にも従う」とし、「そのような事故を目にするよりも
死ぬ方がましだ」と述べた。
また旅客機に向けて発射されたミサイルは、機体が墜落する前にその隣で爆発したと明かし、
「飛行機のそばで爆発したのは短距離ミサイルだった。機体がしばらく飛行を続けられたのは
そのためだ」「飛行機は地上に墜落して爆発した」と話した。
さらに旅客機を撃墜したミサイルの操作担当者は、同機を「巡航ミサイル」と誤認。
発射するか否かを決断するまでに10秒しかなかったとも説明している。