インドネシア旅客機が墜落か 離陸直後に通信絶つ
発信地:ジャカルタ/インドネシア AFP
【1月9日 AFP】インドネシアで9日、乗客乗員62人を乗せたジャカルタ発スマトラ(Sumatra)島
ポンティアナク(Pontianak)行きの格安航空会社(LCC)スリウィジャヤ航空(Sriwijaya Air)旅客機
SJ182便が、離陸直後に消息を絶った。同国当局は同機が墜落した恐れがあるとみて、捜索を行っている。
同便の機体はボーイング(Boeing)737-500型機。運輸省の報道官によると、午後2時40分
(日本時間午後4時40分)に通信を絶った。航路追跡サイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」の
データでは、スカルノ・ハッタ(Soekarno Hatta)国際空港を離陸した約4分後に機体が急降下したことが
示されている。
ブディ・カルヤ・スマディ(Budi Karya Sumadi)運輸相は記者会見で、乗客乗員62人には子ども
10人が含まれていると説明した。墜落現場は人気観光地の島々に近いジャカルタ沖の海上とみられ、
船舶による捜索が行われている。
コンパスTV(Kompas TV)は地元漁師らの話として、ジャカルタ沖の島々の近くで残骸が目撃されたと
伝えたが、不明機のものかどうかは不明。
インドネシア・スマトラ島ポンティアナクの空港で、消息を絶ったスリウィジャヤ航空旅客機SJ182便についての知らせを待つ乗客の親族(2021年1月9日撮影)