「マリンボーイ」朴泰桓(パク・テファン、27)のリオデジャネイロオリンピック(五輪)出場をめぐり
体育界で賛否が分かれ、激しい論争が起きている。
実力は相変わらずだ。朴泰桓は先月行われたリオ五輪韓国代表2次選抜戦で
4冠王(自由形100・200・400・1500メートル) になった。
4種目ともに五輪出場資格が与えられるA基準記録をクリアした。
メーン種目の自由形400メートル記録(3分44秒26)は今季世界4位に該当 する。
朴泰桓は規定上、五輪舞台に出場できない。
2014年に世界反ドーピング機関(WADA)指定禁止薬物の男性ホルモン(テストステロン)成分を注射したことに対する懲戒のためだ。
国際水泳連盟(FINA)による18カ月(2014年9月3日-2016年3月2日)の選手資格停止期間は終わったが、
大韓体育会国 家代表選抜規定が足かせになった。
体育会は関連規定に「禁止薬物を服用または使用する行為で懲戒処分を受け、
懲戒が満了した日から3年が経過しない者は国 家代表になれない」と明示している。
朴泰桓は「国のために奉仕できるよう一度だけ(五輪出場)機会を与えてほしい」と述べながら国民の前で頭を下げた一方、
国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に仲裁を要請するツートラック戦略で対応中だ。
朴泰桓のリオ行きに賛成する人たちは「懲戒満了後3年間国家代表選抜不可」条項が選手に対する二重処罰だと主張する。
キム・ウングク韓国体育大教授は16日、ソウル汝矣島(ヨイド)議員会館で開かれた討論会で、
「朴泰桓がFINAから受けた懲戒期間はすでに終わった。体育会が国家代表選抜を制限するのは不当だ」と主張した。
国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)の判例も似ている。
国際オリンピック委員会(IOC)は2008年、当時のジャック・ロゲ委員長(74、ベルギー)の主導で
「禁止薬物服用で6カ月以上の懲戒を受けた選手は次期五輪に出場できない」いう内容の「大阪ルール」を作った。
しかしCASが2011年、「大阪ルールは 選手に対する二重処罰に該当する」と判決すると、これを白紙にした。
朴泰桓の師であるノ・ミンサン元大韓水泳連盟理事は「朴泰桓は長い自省の時間を持った」とし
「挫折し、反省した後に再起するのもスポーツの一部」と述べた。
しかし朴泰桓をリオ五輪に出場させるべきではないという声も少なくない。
「代表選抜規定を改める議論が特定の人を救済するための方便として活用されてはいけない」という主張だ。
チョン・ヨンチョル西江大教授は
「今までドーピングテストで摘発された数多くの選手のうち競技力向上のために薬物を使用したと認めた 人は一人もいない」とし
「特恵を受けて朴泰桓が五輪に出て、金メダルを首にかけたとしても、果たしてそれが最上のシナリオなのか問いたい」と述べた。
大韓 体育会スポーツ公正審査委員として活動中のチェ・ドンホ・スポーツ評論家は
「朴泰桓は国家代表として出場できないだけで、選手の資格を失ったわけではな い」と述べた。
国家代表選抜権限を持つ大韓体育会も朴泰桓の五輪出場に否定的だ。
チョ・ヨンホ体育会事務総長(68)は
「朴泰桓が世界的な選手とい う理由だけで同情論に流されて原則を崩すことはできない」とし
「幼い選手たちが『規定を違反しても実力さえあれば国家代表になることができる』という誤っ た考えを抱くかもしれない」と述べた。
パク・ミョンギュ大韓体育会選手村運営本部長は「規定は守るために作ったものだ。
国家代表になることを望むいかなる選手も例外にはな らない」と語った。
17日に金正幸(キム・ジョンヘン)大韓体育会長が「個人的には朴泰桓がリオ五輪に出場できればいいと思う」と述べたことに関しても、
体育会側は「私見にすぎない」と一線を画した。
体育会の関係者は「該当発言は選手出身の行政家としてスポーツ界の後輩に感じる惻隠の情を表したものだ」とし
「規定に基づき代表選手を選抜するというのが体育会の公式立場」と話した。
朴泰桓のリオ五輪出場は結局、CASの決定に基づく可能性が高い。
しかしカン・レヒョク弁護士(大韓体育会元法務チーム長)は
「CASの決定は勧告事項であり、体育会が受け入れなければいけない義務はない」と述べた。
ソース2016年05月19日14時15分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国は国民感情を優先させる国です。
日本併合時代に日本に協力した親日の奴はけしからんと国民感情があれば
大韓民国憲法にある「遡及立法禁止の原則」を無視して
親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法(通称反日法)を成立させてしまう。
wikipediaより・・・・目的は親日派と認定された人物、およびその子孫が所有する財産を没収することである。ただし、没収対象となるのは日露戦争開始前から韓国独立前までの間、反民族反国家行為の対価として取得、相続もしくは故意による贈与を受けた財産に限られる。また、親日派認定を受けた本人はその多くが死亡しているため、対象となるのはほとんどの場合でその子孫などの遺産相続権利人となる。
パク・テファンをオリンピックに出してあげなきゃ可哀想、韓国に金メダルを!、日本に金メダル奪われるニダ!!とかの国民感情が強くなれば
「大韓体育会国 家代表選抜規定」だって例外作ったり、内容をすぐ変えちゃうんでしょ。
またピーチクパーチク騒々しくやってるんでしょ。
まあね、韓国内の規定だからね。変えて出してあげればいいじゃん。
出場にあんまり反対してると「親日派ニダ」とか言われかねませんよ。ハチャメチャ国家。
そーだ!バトミントン金メダル候補選手「桃田君」を出そう!
日本がんばれ!!
参考
ドーピング違反による処分解除後も3年は代表になれないとする韓国の国内規定で、リオデジャネイロ五輪への道を絶たれた北京五輪の競泳男子400 メートル自由形金メダリスト、朴泰桓選手(パク・テファン=26)が2日、仁川(インチョン)市役所で記者会見し「国家に奉仕できるよう、もう一度だけ チャンスを与えてほしい」と土下座で五輪出場を訴えた。聯合ニュースが伝えた。
筋肉増強効果があるテストステロンに陽性反応を示した朴選手は国際水連から1年6カ月の資格停止処分を受け、3月で処分期間を終えた。
韓国の国民的英雄の五輪出場を阻む国内規定に対し「二重処罰だ」として改定論も出ていたが、韓国オリンピック委員会(KOC)は規定の維持を決 定。朴選手側も受け入れる姿勢を示していたが、復帰戦だった4月末の国内大会で五輪参加標準記録を上回る好記録で4冠を達成したことで、議論が再燃した。
かつての朴選手の所属先だった仁川市の劉正福市長は会見で「既に国際水連から処罰を受けている。似た二重処罰の事例で規定が変更され五輪出場が可能になったケースがある」としてKOCに判断の撤回を求めた