日米、ミサイル対処シュミレーション訓練を実施へ
2018年02月16日 00:00 SPUTNIK
自衛隊と在日米軍が今月16日および20日〜23日まで、弾道ミサイル対処の統合運用能力および日米共同対処能力の向上を
目指す訓練を行う。15日、統合幕僚監部がサイト上で発表した。
日米はコンピュータによる弾道ミサイル対処シュミレーション訓練を行う。様々な部隊やイージス艦、地対空誘導弾パトリオット
(PAC3)部隊の運用がシュミレーションされる。
訓練は東京から近い米海軍横須賀基地や那覇基地など複数の基地で行われる。参加する兵士の数は明らかではない。
日本は現在、2段階のミサイル防衛システムを有している。イージス艦が搭載するSM3は中間段階の大気圏外で弾道ミサイルを迎撃。
もし迎撃に失敗した場合、第2段階として、落下の終末段階で迎撃するパトリオットが起動する。
日本政府は昨年12月19日、米国の地上配備型ミサイル防衛システム「イージス・アショア」2基を国内に配備するとの決定を
承認した。秋田県と山口県に展開することが予定され、その防護範囲は日本全土をカバーできるとされている。日本が支払う導入費は
発射設備1基当たり1千億円。日本政府は、イージス・アショアの2023年までの運用開始を予定している。