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習近平主席、サウジアラビア国王と会談 。総額650億ドル(7兆3000億円余り)の経済協力

2017-03-17 14:01:59 | 中国・中国共産党・経済・民度・香港
習近平主席、サウジアラビア国王と会談
 
2017-03-17 08:42:58      新華網
 

習近平国家主席は16日、人民大会堂で、サウジアラビアのサルマン国王と会談を行いました。両国元首は、両国関係の発展の勢いを保ち、各分野での実務協力を促進し、両国の全面的な戦略パートナー関係が絶えず新たな成果を収めるよう推進していくことで合意しました。

習主席は、「中国はこれまでと同じように、サウジアラビアが自国の国情に合う発展の道を歩むことを支持し、サウジアラビアが『一帯一路』構築の協力パートナーになることを歓迎する。サウジアラビアにとっての中国は、信用し得る、安定した原油輸出市場である。双方は、エネルギー分野で一体化した協力関係を築くほか、通信や宇宙開発などの分野でも協力を深め、金融と投資分野の協力プラットフォームの構築を検討すべきだ。また、文化、教育、医療、科学技術、観光、報道、安全保障などの分野での協力を引き続き強化していくべきだ」と強調しました。

サルマン国王は、「サウジアラビアは『一つの中国』政策を揺るぎなく支持し、両国のハイレベル合同委員会を通じて、経済貿易、投資、金融、エネルギーなどの分野での協力を一層深め、両国の全面的戦略パートナー関係をレベルアップさせていきたい」と述べました。

会談後、両国元首は経済貿易、エネルギー、生産能力、文化などの分野に関する協力文書の調印式に立会い、国家博物館で行われた「アラブの道――サウジアラビア文化財展」の閉幕式に出席しました。

 

中国国家主席がサウジアラビア国王と会談 経済協力で一致。総額7兆円

中国の習近平国家主席は、サウジアラビアのサルマン国王と北京で会談し、投資などの分野で経済協力を進めることで一致し、中国としてはサウジアラビアが取り組む石油に依存しない経済改革を後押しして、中東地域での存在感を高めたい狙いもあると見られます。


中国の習近平国家主席は、日本に続いて北京を訪れたサウジアラビアのサルマン国王と16日に会談しました。

中国外務省によりますと、両首脳は投資などの分野で、総額650億ドル(7兆3000億円余り)の経済協力を進めることで一致したということです。

中国にとってサウジアラビアは、原油の最大の輸入相手国であるほか、習主席が提唱するアジアとヨーロッパをつなぐ経済圏構想「一帯一路」における重要拠点の一つです。
会談でサルマン国王は、「『一帯一路』構想に積極的に参加していく」と述べたということです。

サウジアラビアは世界屈指の産油国ですが、原油価格の低迷で財政難が続いていて、石油に依存しないための経済改革を進めようとしています。

中国としてはインフラ整備などの経済協力を通じて改革を後押しし、中東地域での存在感を高めたい狙いもあると見られます。

一方、サルマン国王は15日までの4日間、日本を訪れて安倍総理大臣などと会談していて、サウジアラビアとしては日本と中国をてんびんにかけることで、両国から最大限の支援を引き出したい思惑があるものと見られます。