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<G20中国杭州②>G20開催中に北朝鮮 韓中首脳会談直後にミサイル3発発射

2016-09-06 02:20:10 | 中国・中国共産党・経済・民度・香港

北朝鮮 韓中首脳会談直後にミサイル3発発射

2016/09/05 15:05   聯合ニュース
 

【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は5日、北朝鮮が同日午後0時14分ごろ、南西部の黄海北道・黄州から東海上に向け、中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられる弾道ミサイル3発を発射したと明らかにした。飛行距離は1000キロ前後とした。


合同参謀本部は「ミサイルは日本の防空識別圏内の海上に向け、事前に航行警報を発令せず発射された」として、「ほかの情報については、韓米が詳しく分析している」と伝えた。


 北朝鮮が発射したミサイルは日本の防空識別圏内に400キロ以上入った海上に落下したという。


 北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは先月24日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験以来。ノドンの発射は先月3日以来となる。


 今回の弾道ミサイル発射は中国・杭州で開かれている20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて開かれた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談終了直後に行われた。また、北朝鮮は建国記念日(9月9日)を4日後に控えている。


 合同参謀本部は「G20首脳会合や建国記念日を機に、核とミサイル能力を誇示し、朝鮮半島の軍事的緊張を維持するための武力示威の一環」との見方を示した。


 韓国軍当局は、北朝鮮が建国記念日を前に軍事的な挑発に乗り出す可能性が高いとみて、動向を注視してきた。北朝鮮は2014年にも建国記念日を前に2回にわたって短距離ミサイルを発射している。


 今回のミサイル発射は4日に施行された韓国の北朝鮮人権法に対する反発という面もあるとみられる。

 

 合同参謀本部関係者は「北の挑発動向を注視し、対応態勢を維持している」と話した。

 

韓中首脳 協力関係の強化を確認=46分間会談

2016/09/05 11:54  聯合ニュース

【杭州聯合ニュース】20カ国・地域(G20)首脳会合に出席するため、中国・杭州を訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は5日午前、 中国の習近平国家主席と46分間にわたり首脳会談を行い、「両国が真摯(しんし)な意思疎通を図り、今回の挑戦を、両国関係をさらに強固なものに飛躍させ る機会にしていくことを望む」と述べた。


朴大統領の言う「挑戦」とは北朝鮮の軍事挑発、その防衛措置として中国が反対する米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を決めたことなどを差すとみられる。


  朴大統領は北朝鮮が今年、4回目の核実験や相次ぐ弾道ミサイル発射を実施したことについて、「朝鮮半島や地域の平和を壊し、韓中関係の発展にも挑戦の要因 となっている」と指摘。「わが政府は韓中関係を重視しながら、今後さらに発展させていくという確固たる意志を持っている」として「両国関係や今後の発展方 向、朝鮮半島情勢について虚心坦懐に話し合いたい」と述べた。


 また、「今回の(G20)会合は世界経済に活力をもたらし、バランスの取れた成長を実現することに大きく寄与すると期待している」として、「韓国も必要な努力を尽くしたい」と強調した。


 その上で、「2013年の首脳会談で主席と韓中戦略的協力パートナー関係を一層充実させるとの目標を掲げ、これまで両国が高い水準の発展を成し遂げてきたことが地域の平和と安定をけん引することに大きく寄与してきた」と評価した。


 これに対し、習氏は「苦境と挑戦を乗り越え、中韓関係が正しい道筋で、しっかりと発展できるよう推進し、地域と世界の平和発展に向け積極的な役割を果たすべきだ」と述べた。


 また、「中韓両国は近い隣人として共同利益を持つだけに、われわれが持っている政治的な協力の土台を大切に思う」と話した。


  習氏は会談の冒頭発言ではTHAADの韓国配備問題について言及しなかった。ただ、中国国営通信新華社の英語版によると、朴大統領との会談の中で THAADの配備に反対するとの立場を示した。「地域安定の役に立たず、紛争を激化させる恐れがある」と懸念を表明したという。