“武漢からコロナ”米「決定的」証拠公表へ
2020/05/04 14:14 日テレニュース
アメリカのトランプ大統領は3日、新型コロナウイルスが中国・武漢市の研究所から
流出したとの主張を裏付ける「決定的な」証拠を含む報告書を公表する考えを示しました。
トランプ大統領は3日、FOXニュースのタウンホールに出演し、新型コロナウイルスが
どのように武漢のウイルス研究所から流出したかを裏付ける報告書を準備していると
明らかにしました。
トランプ大統領「何が起きたかを正確に示す、非常に強力な報告書を出す。非常に決定的
なものだ」「中国はひどい失敗をした。認めたくなかったんだろう」
大統領はこのように述べ、ウイルスの流出は意図的なものではなかったとの見方を示し
ました。ただ、中国が世界の対応を誤った方向に導いたかと問われると「疑う余地はない」
と述べ、改めて中国を批判しました。
一方、中国側はトランプ政権の主張を強く否定しています。
中国共産党系の環球時報は4日付の記事で、「我々はアメリカが世界に証拠を提示する
ことを求める。しかし提示できないだろう」と指摘しました。
その上で、トランプ政権が「ウイルス起源の問題に焦点をあてて選挙で自分たちの不利な
状況をひっくり返そうとしている」として、大統領選向けのパフォーマンスだと厳しく
批判しました。
“武漢からコロナ”米「決定的」証拠公表へ
武漢研究所説、中国「証拠を」。新型コロナ
2020年5月7日 16時30分 朝日新聞
トランプ米政権が新型コロナウイルスの発生源を中国・武漢のウイルス研究所だと
主張していることについて、中国外務省の華春瑩報道局長は6日の記者会見で
「証拠があると言うなら示してほしい。それを出せないのは、そもそも証拠がないからだ」
と反論した。
武漢の研究所の発生説については、トランプ大統領が「強力な報告書が出る」と
している。華氏は「世界の著名な科学者がウイルスは自然界によるものだと説明している。
研究所から漏れた証拠は何もない」と批判した。(北京、ウィーン)