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北朝鮮、韓国軍の通常の指揮官会議にも難癖

2018-12-18 05:08:45 | 朝鮮半島有事・非核・南北朝鮮

北朝鮮、韓国軍の通常の指揮官会議にも難癖

  北朝鮮は16日、韓国軍の全軍主要指揮官会議の開催を非難した。同会議は国防部長官(国防相)が

年2回開く韓国軍の通常会議だ。最近北朝鮮は今年9月19日の南北軍事合意を理由として、韓国軍の細かい

行動を「合意違反」と批判している。韓国政府は「軍事分野の合意履行によって(北朝鮮への)対応態勢が

低下することはない」と説明しているが、北朝鮮は何かにつけて不満を表明している。

韓国軍周辺からは「軍事合意が軍の行動の足かせになっている」との声が聞かれる。


 朝鮮労働党機関紙の労働新聞は16日、「軍事的対決を鼓吹する旧態依然の対応」と題する情勢解説記事を

掲載し、今月5日に開かれた韓国軍の全軍主要指揮官会議について、「南朝鮮軍部が北南関係改善の流れに

逆行し、軍事的対決に躍起になっている」と主張。そして、「(会議では)好戦的な発言があった。

朝鮮半島で軍事的緊張緩和と平和、反映の新しい時代が開かれつつある重大な時期にそれに逆行している」と

断じた。


 北朝鮮が問題にしたのは、会議で鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官が行った冒頭発言だ。

鄭長官は「韓国政府の安保戦略の両軸は平和とそれを支える強い国防力だ。韓国軍は韓半島(朝鮮半島)の

非核化と恒久的な平和定着のための国家政策と政府の努力を力で支えなければならない」と述べた。


 韓国軍の活動に対する北朝鮮メディアの難癖が最近になって増えている。分野も多彩だ。対南宣伝メディア

「わが民族同士」は最近、韓国の国防予算が前年比8.2%増えたことについて、「軍事分野の合意に対する

露骨な違反だ」と報じた。韓国軍が最新型パトリオット迎撃ミサイルなどを決定したことについても、

「北南関係改善ムードに反する形で海外からの軍備導入を急いでいる」と批判した。