アフガニスタンから退避JICA現地スタッフら成田空港に到着
2021年9月13日 1時40分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210912/k10013256561000.html
アフガニスタンから隣国パキスタンに陸路で退避したJICA=国際協力機構の現地スタッフやその家族10人
のうち、4人を乗せた航空機が12日夜、成田空港に到着しました。残りの人たちについても13日に日本に
到着する見通しだということです。
成田空港に到着したのはアフガニスタンから退避したJICA=国際協力機構の現地スタッフとその家族、
あわせて4人です。
日本政府は先月、日本人1人とアフガニスタン人14人を自衛隊機でアフガニスタンから退避させましたが、
日本大使館などの現地スタッフらおよそ500人の退避を実現できず、課題となっています。
こうしたなか、日本政府が退避の対象としていたJICAのアフガニスタン人スタッフとその家族、あわせて10人が11日までに隣国パキスタンに陸路で退避したことが明らかになりました。
そして12日午後8時すぎ、このうち4人を乗せた航空機が経由地・カタールから成田空港に到着しました。
到着した4人はJICAの職員に付き添われながら、入国に必要な新型コロナウイルスの検査に向かっていました。
外務省によりますと、到着した4人には短期滞在者用のビザが発給されていて、本人の意向に応じて、滞在期間の延長や他国への出国を支援する方向で検討しているということです。
自衛隊機の撤収後、現地に残されていた退避希望者の退避が明らかになったのは初めてで、10人のうち残りの人たちについても13日に日本に到着する見通しだということです。
政府はほかのアフガニスタン人スタッフらの安全な退避に向けて、タリバン側に対し協力を求めていく方針です。